Aぇ! groupってAぇ! やん！ (ページ19)

今日:3 hit、昨日:100 hit、合計:536,719 hit

▽お迎えページ19

kusama side

plluuuuuuuu plluuuu

「もしもし？」

『あ、もしもしリチャ～？』

「いや、俺にかけて来てるんやから俺やん」

『そっかそうだった笑』

夜の電話の相手はAだったみたいです。

相変わらずボケてるんか、天然かわからんボケをかましてきてこっちは心配やわ。笑

「ほんましっかりせえや笑
で、どうしたん？」

『ん？今ね家に帰ってるんだけど暇だなって思って』

「は？車じゃないん？」

『マネちゃん急に会議入ったらしくて電車乗ってそこから歩き～』

「お前アホなん！？」

アホってひど～って電話の向こうで言ってる声が聞こえるけど、もう22時といい時間だ。

そんな夜に女1人で歩いてるってことにもうちょっと危機感を持って欲しいわ、

「今どこにいるん？」

『ん？今から駅出るとこだけど～』

「ちょっとそこから動かんといて」

『え？』

適当にそこら辺にかかってた上着を着て車に飛び乗った。

駅に向かって車を走らせると、駅前のコンビニでスマホをいじってる見覚えのある姿が。

クラクションを鳴らすと気づいたみたいでこっちに走ってきた。

「ちゃんと待ってたの偉いやん」

『来てくれたの！？』

「こんな暗い中歩きで帰らせたら俺怒られてまうわ」

大橋とか正門とか意外と過保護な丈とか、
特に末澤とか末澤とか末澤とか。

『わざわざごめんねえ、』

「来たくて来たんやからええよ」

『ふふっ、相変わらず優しいね』

「よく言われますう～
撮影だったん？」

『そう～、あ！今日ねカメラマンさんがね…』

話し出すと止まらないA。
昔からそうだった。

Aが学生の頃、レッスンの休憩中には必ず俺の隣にすわって、その日あった出来事をこと細かに話してくれる。

それで楽しかったんやな～とか、今辛いんやな～とかAの気持ちがりないできるようになった。

そんなことを昔の思い出に浸ってたら、

『ちょっとリチャきいてる？』

リ「え？ああ、聞いとる聞いとる
カメラマンさんがオネエやったんやな？」

『はあ？違うって！
男のカメラマンさんが履いてたスカートがめくれててパンツが見えてたの！』

…何その状況。
色々突っ込みたいところあるんやけど。

まずさ、めくれてたら言ってあげてや、
あ、でも言いずらいのか？

わからん。

色々と不完全燃焼なリチャでした。