【小さくなった私の上司】*7 ページ10
『お迎えに来ましたよ!透くん!』
コナンくんと哀ちゃんと一緒に校舎の前にいた降谷さんに校門から声をかける
ひらひら手を降ると遠目からでも分かるぐらいの険しい顔で走ってくる姿はすごく可愛い
『遅くなってごめ』
「お前はバカか!なぜ俺に言わないで勝手に行動した!!」
『痛いです!だから電話で謝ったじゃないですか!風見さんが話大きくしただけですし!』
小さな手で両肩を掴んでくる降谷さんには何を言っても逆効果でガミガミ説教された
「(人1)お姉さん首元怪我してるよ」
「左手首にも包帯巻いてるわね」
「お前…電話では怪我はしてないと」
『あー、コナンくん!哀ちゃん!』
せっかく新しいスーツに着替えて来たのに意味ないじゃん
さっきよりも眉間にシワを寄せて睨んでくる降谷さんに苦笑いしてみると火に油をだったらしく、早口で叱られる
「さっき校長先生が慌てて校長室から出ていったけど間に合ったの?」
コナンくんが戸惑いがちに聞いてきた言葉に空気が変わった
降谷さんも黙って私の返事を待つ
『ええ、彼の娘さんは保護したわ。頬に掠り傷と両手首に縛られた痕が残ってはいるけど、精神や記憶には問題ないわ』
二人の強張った顔は解かれて安堵する
降谷さんは「良くやった」と頭を撫でてくれた
場所を移動して警察庁の会議室で降谷さんと待機組だった公安メンバーに今回の事件の報告をする
いつもの事だけどコナンくんと哀ちゃんもついてきた
校長先生に恨むを持つ人達が彼の娘を誘拐した
その中の一人が公安が追っている密輸グループと接触し拳銃を所持していると情報があった
公にすれば娘も含め周辺の人達に危害が及ぶことになるので内密に行動し今回の作戦が決行された
負傷者は私と娘だけで
大きな被害も出さずに終わった
密輸グループと繋がっていた男が簡単に口を割り密輸経路や不正が行われた場所などグループのメンバーも皆逮捕され一見落着
『以上が今回の事件の報告になります』
報告が終わり皆解散して残ったのは私と降谷さん、コナンくんと哀ちゃん
「で、お前は何処を怪我した」
『降谷さんまだ怒ってるんですか?怒りすぎると血管切れますよ』
「……」
『すいません。冗談です』
コナンくんと哀ちゃんにも、じぃーと見られ居たたまれなくなる
『わ、私は大丈夫、なの、で、、あ、』
立ち上がると激しい頭痛と目眩がして目の前が真っ白になる
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憂(プロフ) - りんさん» りんさんいつもありがとうございます(*´ヮ`*) (2017年9月20日 17時) (レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 結愛シリーズ も話が面白いです続き楽しみにしてます (2017年9月19日 23時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - りんさん» ありがとうございます笑更新遅くなりますけど続きも楽しみにしていてくれると嬉しいです( *´艸`) (2017年8月25日 10時) (レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - Σ(゚Д゚ノ)ノ最高!!妄想が進む!! (2017年8月24日 12時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - りんさん» 小学生の降谷さん……いいですね。絶対かわいいです。作ってみます! (2017年8月23日 22時) (レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:憂 | 作成日時:2017年8月21日 0時