【小さくなった私の上司】*5 ページ8
『送っていただいてありがとうございます!』
「あぁ、明日は昼からの出勤でいいからな」
マンションを見上げると私の部屋の電気が付いていることに口許が緩む
風見さんの車から降りて手を振ってマンションへ入る
もうすぐで日付が変わってしまうので急いで部屋に向かう
『ただいまー!』
「おかえり」
キッチンからいい香りがして覗いてみると降谷さんが脚立に乗って小さなフライパンをふるっていた
『…………もしかして手料理ですか?』
「とりあえず風呂入って着替えてこい」
降谷さんに言われた通りに寝室に鞄を置いてクローゼットから着替えを取り出すと違和感が…………
部屋がリビングがめっちゃくちゃ綺麗!!
『降谷さん!もしかして掃除とかもしてくれました?』
「埃が溜まってたからな」
『え、そんな汚かったかな……気を付けます』
「さっさと風呂に行け」と言われたのでルンルンでお風呂場へ向かうとまたも綺麗すぎて怖い
降谷さん何処まで掃除したんだ。眩しいぐらいにガラスが輝いてる
キョロキョロしていると目に写ったものに頭を抱えそうになった。綺麗に畳まれている私の服と下着
洗濯もしてくれて助かるけど………下着見られたのは辛い
お風呂から上がるとタイミング良く料理がテーブルに置かれていく
『出来る奥さんになれますよ!』って言ったら頭叩かれた痛い(痛くないけど)
久しぶりに食べる暖かい白米とポテトサラダと鮭の塩焼き…………え?家に魚焼く物なんてあったかな?ま、いっか!
『めっちゃくちゃ美味しいです!』
「そうか、良かったな」
降谷さんは学校が終わったあと、風見さんを連れ回して食料やら掃除用品やらを大量に買い込んできたらしい
冷蔵庫の中も綺麗に整頓されていて『おぉ!野菜がある!』と声をあげれば可愛い顔で睨まれた
『こほん、はい!』
「…………」
ご飯を食べ終わり降谷さんもソファーに座ってゆっくりしているので降谷さんに両手を広げて期待の目で見つめてみる
一度ため息をついて両手を広げて「今日だけだぞ」と言いながらハグしてくれた
『降谷さん肌すべすべですね。……負けた気分』
「知らん」
しばらく降谷さんを膝の上に乗せて後ろからぎゅーと抱き締めているとテレビを見始めた
「桜井……お前それ」
『降谷さんが作ってくれました!風見さんも食べますか?』
「仮にも上司に弁当作らせるのはどうかと思うぞ」
玉子焼き美味しいです!降谷さん!
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憂(プロフ) - りんさん» りんさんいつもありがとうございます(*´ヮ`*) (2017年9月20日 17時) (レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 結愛シリーズ も話が面白いです続き楽しみにしてます (2017年9月19日 23時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - りんさん» ありがとうございます笑更新遅くなりますけど続きも楽しみにしていてくれると嬉しいです( *´艸`) (2017年8月25日 10時) (レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - Σ(゚Д゚ノ)ノ最高!!妄想が進む!! (2017年8月24日 12時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - りんさん» 小学生の降谷さん……いいですね。絶対かわいいです。作ってみます! (2017年8月23日 22時) (レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:憂 | 作成日時:2017年8月21日 0時