【ボディーガード】*5完結 ページ50
翌日のポアロのカウンターには梓さんがいて、安室さんを探すとフロアで接客していた
右手に包帯を巻いて
カウンターに座り安室さんに視線を向けながらオレンジジュースを頼む
「安室さん階段から落ちて右手怪我したんですって、運動神経いいのに意外とドジなのよね」と頬に手を当てて「不思議よね」と笑う
安室さんがキッチンに戻って来て梓さんがフロアへ入った
「風見に無理矢理病院に連れて行かれた」と愚痴る安室さんはいつもの安室スマイルで「大丈夫だよ」と怪我した手を振る
「彼女は組織と無関係だよ。公安で調べはついてる」
「……初対面なのにプロポーズしたのは?」
「この間も言ったけど、一目惚れしたからさ」
「……行動力凄いね」
考え無しの行動に呆れてため息が出そうになった
そこまで安室さんを夢中にさせる彼女は凄い、いや、夢中になれる安室さんが怖い
アップルジュースを飲みながら俺には出来ねぇなと思っていると店の鈴が来客を告げた
『おはよう…ございます』
「おはようございます!……もう来てくれないかと思ってました」
『…昨日は本当にありがとうございました』
犯人は前の人と同一人物だった
公安(安室さんの私情で)が監視していたが小さな組織の手を借り整形をして、また(人1)さんの前に現われた。今回の事件で男は逮捕され一件落着となった
『…安室さんすごく格好良かったです』と(人1)さんは顔を赤くし小さい声で呟いた
『これ大したものじゃないですがお礼と頼まれていた物です』
(人1)さんは安室さんが声を出す前に紙袋を2つ安室さんに渡した
「いえいえ。当たり前の事をしただけですよ!僕達恋人でしょ?」と言った安室さんは無視しておこう
小さい紙袋には駅前のケーキ屋のマドレーヌやカヌレが沢山入っていた
『昨日お世話になった方達にも渡して下さい』
「こんなに…ありがとうございます。大切にしますね!」
『いや、食べてください』
大きい紙袋にはエプロンが白と青が数着入っていた
『ここの店長に頼まれて作った物なんですけど、どうでしょう?』
新しいポアロのエプロンはシンプルで胸元にポアロと描かれている
流石デザイナーお店の雰囲気に合っているし、安室さんには青が似合う。梓さんは白で柔らかい雰囲気がさらに増した
『それと、色々聞きたい事あるんですけど』
「何ですか?」
『とりあえず、職業何ですか?』
「(人1)さんのボディーガードです!」
『そうですか』
「はい!」
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憂(プロフ) - りんさん» りんさんいつもありがとうございます(*´ヮ`*) (2017年9月20日 17時) (レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 結愛シリーズ も話が面白いです続き楽しみにしてます (2017年9月19日 23時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - りんさん» ありがとうございます笑更新遅くなりますけど続きも楽しみにしていてくれると嬉しいです( *´艸`) (2017年8月25日 10時) (レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - Σ(゚Д゚ノ)ノ最高!!妄想が進む!! (2017年8月24日 12時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - りんさん» 小学生の降谷さん……いいですね。絶対かわいいです。作ってみます! (2017年8月23日 22時) (レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:憂 | 作成日時:2017年8月21日 0時