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【FBIと小さな探偵に保護された私】*6 ページ42

『は?喧嘩売ってんのか?FBI!』と、私の口が滑ってから赤井秀一は考え込むように半日を過ごし夕飯の支度をしているととうとうオムライスを焦がした

眉間にシワを寄せ赤井秀一を睨みつけていると目が合い閉じていた口が開いた


「君からすると俺は組織のライの方が親しみやすいはずだ。なのに何故あの時FBIと呼んだ?」

『ノリですよ』

「そして君のその喋り方…バーボンとそっくりだな」

『…彼の下で働いていたので移ったんです』

「ホー」


探りを入れるような鋭い目つきに一瞬背筋に冷や汗が流れるがポーカーフェイスを取り繕って『それより焦げたオムレツはどうする気です?』と皮肉を込めて言えば「食べ物は粗末にしないさ」と言って食べ始めた

無事にリクエスト通りの卵とろとろのオムライスが出来上がり美味しく頂いていると独り言のように赤井秀一は喋り始める


「俺の仲間に君の事を調べさせたが有力な情報は抹消されていた」


テーブルの上に置かれた私の顔写真付きの書類はほとんど白紙で学歴などの内容は万が一の為に偽造していたものだった

紙の中心には死亡の文字が赤字で大きく書かれていた



『組織に入る前に自分を死んだ事にするなんてよくある事ですよ』

「FBIには優秀なハッカーがいるんだが、そいつからの情報では君が組織から抜け出した後に書き換えられた痕跡が見つかった」

私と連絡が途絶えた時の対処
私に関する情報を削除すること


『組織の幹部達の仕業じゃないですか?』

「それは無いな。ジンはまだ君が生きていると確信している。…奴らは死体を見ていないからな」


全て分かったような口振りで憶測を喋りだす


「あの日君と一緒にあの場所にいて君を拳銃で撃ったのはジンだな」

「そろそろ観念したらどうだ?どこのノックだ?」


こういう時、頭の回転が早い降谷さんならどうしてるだろう

少し考えてため息を吐く

降谷さんがこんな最悪な状況を招くはずないし、赤井秀一とコナンくんには公安警察とバレてもそれ以上のことは漏らさずに堂々と彼らの周りを嗅ぎ回っていられる

それは降谷さんだから出来ることで

どんなに努力しても私には出来ない



カウンターテーブルの上には拳銃が置いてある


赤井秀一も私の様子を伺うようにして拳銃が置いてあるテーブルから少し距離を取った

テーブルとは反対方向に足を動かしてキッチンに置かれていた包丁を右手に取った


首元に刃をたてて








『私達はいつだって覚悟してるんですよ』

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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - りんさん» りんさんいつもありがとうございます(*´ヮ`*) (2017年9月20日 17時) (レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 結愛シリーズ も話が面白いです続き楽しみにしてます (2017年9月19日 23時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - りんさん» ありがとうございます笑更新遅くなりますけど続きも楽しみにしていてくれると嬉しいです( *´艸`) (2017年8月25日 10時) (レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - Σ(゚Д゚ノ)ノ最高!!妄想が進む!! (2017年8月24日 12時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - りんさん» 小学生の降谷さん……いいですね。絶対かわいいです。作ってみます! (2017年8月23日 22時) (レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年8月21日 0時

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