【FBIの妹】*2 ページ30
『……はぁ』
「溜め息ばかりついてたら幸せに逃げられちゃうぞ」
『…真純さぁ、面白がってるでしょ』
後始末を終えて報告書を提出した後、義妹の真純が泊まっているホテルに転がり込む
シャワーを浴びてベッドにダイブすると疲れが一気に押し寄せてきてそのまま目を閉じた
青い瞳
さらさらな金髪
褐色の肌
少し固い唇が
私の
『あぁぁもうバカ!!!』
眠りたいのに目を閉じると彼の事が脳裏に浮かぶ
枕に顔を埋めて声にならない声を吐き出してみるが気持ちは晴れない
それどころか心拍数はどんどん速くなる
私の腰に回された手が
私の首に触れた唇が
『バカバカバカバカ!!』
私の挙動不審な行動に真純が疑問を抱くのも当然で、真純は秀兄さんから話を聞き出し興奮気味に私に色々聞いてきた
仕方なく昨日の出来事を話すとくすくす笑い相槌を打ちながら聞いてくれた
ほとんど初対面の相手にファーストキスを奪われた私の不幸にとうとう真純はお腹を抱えて笑い出した
「まぁまぁ、いいんじゃないか?(人1)姉さんもいい年だし付き合っちゃえば?」
『いい年って私まだ22だけど』
「理想が高すぎるから今まで彼氏の一人もいなかったんだろ?」
『確かにそうだけど』
「それに秀兄よりもいい男なんて居るわけないんだしさ!」
確かに秀兄さんよりも格好良くて仕事出来る人なんて居ないと思うし
降谷さんは理想のタイプに一番近いかもしれないけど、もし降谷さんと付き合うことになったとして
『降谷さん撃たれない?』
「………」
今まで笑っていた真純は真剣な顔になった
そう秀兄さんは過保護で私や真純に近づいてくる男は皆返り討ちにしてきた
そんな事もあり今まで彼氏が出来た事もないし、告白されたのも昨日が初めてだった
『…明日会いに行ってみようかな』
「いい報告待ってるよ!」
「ホー、降谷くんの所に俺が行かせると思ってるのか?」
真純と降谷さんについて話しているとドアが開いて秀兄さんが入って来た
『…だよね』
「(人1)姉さん…ほんとごめん」
二人で溜め息をついた
『…はあ』
「過保護なのは愛されてる証拠じゃないかな?」
『真純…嬉しそうだね』
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憂(プロフ) - りんさん» りんさんいつもありがとうございます(*´ヮ`*) (2017年9月20日 17時) (レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 結愛シリーズ も話が面白いです続き楽しみにしてます (2017年9月19日 23時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - りんさん» ありがとうございます笑更新遅くなりますけど続きも楽しみにしていてくれると嬉しいです( *´艸`) (2017年8月25日 10時) (レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - Σ(゚Д゚ノ)ノ最高!!妄想が進む!! (2017年8月24日 12時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - りんさん» 小学生の降谷さん……いいですね。絶対かわいいです。作ってみます! (2017年8月23日 22時) (レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:憂 | 作成日時:2017年8月21日 0時