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結愛シリーズ【キッド】*上 ページ16

真夜中に鐘の音が鳴り響く
時計塔の針は重なり0時を告げる


高層マンションの屋上に白い影が降り立つ


白い翼をはためかせ、シルクハットに手をかけた影は
街頭に照らされた街を見下ろしながら妖しく笑う



「遅い登場だな名探偵」



ゆっくりと振り返った白い鳥は目の前の小さな探偵に白い銃を向けた
モノクルから覗く右の瞳は鋭い光を放つ



「今日こそ捕まえてやるよ!怪盗キッド!」



小さな名探偵は黒縁眼鏡に手を添えて、腕時計の蓋を開け白い鳥……怪盗キッドへ標的を定める


睨み合う二人は同時に口許を緩めた









『はぁ、退屈』



コナンくんに着けた盗聴器からコナンくんと怪盗キッドの声と雑音が聞こえる
会話からドラマのような展開を想像して一人離れたマンションの屋上でため息をついた



『私もそっちに行けば良かった』



コナンくんはキッドキラーらしくて鈴木財閥のおじさんから宝石を守ってくれっていうラブレターをもらってた



面白そうだから着いてきたのにコナンくんに


「あいつはどっちかのビルの屋上に降りるはずだ。俺はあっちに行くからお前はここで待ってろ」


って言われて大人しく指示された場所で待機してます





『あーひまーだー』


屋上で仰向けで転がっていると盗聴器から音が聞こえなくなりました
落ちて踏まれちゃったのかな
まぁ、いいけど


携帯から好きな曲が流れてきた

いつ聞いてもいい曲だなーと考えていたら出るのが遅くなってもしもしって言う前に怒鳴られました



「バーロー!早く出ろ!キッドが」


「夜中に可愛いお嬢さんを一人で屋上に置いておくのはどうかと思うぜ。名探偵」



携帯を耳から遠ざけて聞いていたら、盗聴器から聞こえていた声が近くから聞こえてきた

携帯の方を見ると白いタキシードとシルクハットを被った怪盗キッドが目の前にいた



『あなたが怪盗キッドですか?』

「始めまして可愛らしいお嬢さん、私が怪盗キッドです」



怪盗キッドは私の携帯を取り私の右手にキスをしました
ドキドキしながらキッドの顔を覗き込むと傷があった



『あ、怪我してます』


「ただの掠り傷ですよ」



きっとコナンくんがサッカーボールで無茶な攻撃してそれをかわしたときの傷だろう
盗聴器でコナンくんがボールを蹴る音が聞こえていたから

ランドセルの中から救急セットを出してバンソウコを取り出す


しゃがんでくれたキッドのほっぺにバンソウコを貼ってあげるとキッドは目を大きく開けて驚いた

結愛シリーズ【キッド】*下→←↑続編【鎖】*下



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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - りんさん» りんさんいつもありがとうございます(*´ヮ`*) (2017年9月20日 17時) (レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 結愛シリーズ も話が面白いです続き楽しみにしてます (2017年9月19日 23時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - りんさん» ありがとうございます笑更新遅くなりますけど続きも楽しみにしていてくれると嬉しいです( *´艸`) (2017年8月25日 10時) (レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - Σ(゚Д゚ノ)ノ最高!!妄想が進む!! (2017年8月24日 12時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - りんさん» 小学生の降谷さん……いいですね。絶対かわいいです。作ってみます! (2017年8月23日 22時) (レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年8月21日 0時

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