【出会い】7 ページ8
『いやいや、特級術師とか面倒くさいじゃん!!今すぐ準1か四級に戻して!』
「あー、だからお前の服白いのか」
『え?憂太くん…さん?とお揃いがいいって言っただけだけど』
「僕も特級だよ!へへ、一緒で嬉しいなぁ。あ、今まで通りでいいよ?」
『んん"、心臓持たないから憂太先輩って呼ばせて頂きます!』
「うん??心臓??」
真希は納得した顔で私の制服を見る
昨日悟に渡された制服はサイズがピッタリでビビった
着替えて写真を取るときに「いやー、中学からまったく成長してないねww」と言われてガン飛ばしたらそのまま撮られた
ワンピース型の制服で
上から猫耳がついた白いパーカーを着て黒いタイツに白いブーツ
まぁ、可愛いよね。猫耳は痛いけど
「つーか、お前呪術師辞めたんだろ?
なんで戻ってきたんだよ」
『……………察して』
真希がじぃーとこちらを見てくるのを目を逸らして項垂れた
悟がよくぞ聞いてくれましたと言わんばかりの笑顔で「はいはい!ちゅうもーく★憂太に拍手して!」と話し始めた
「いやー、憂太のお手柄だよね〜
まさか本当に来るとは思わなかったよ
中3の夏に何を思い立ったのか
『私さぁ、呪術師辞めるわ。ときめきが足りない。ここに居たら出会いなんて無いし、一生独り身な気がするの。悟みたいにwなので、グッバイ悟』
って言われたのは衝撃だったね
みんなヒロインを引き止める為にあれこれやったけどさぁ
『もし私が戻ってくるとしたら高専に私の好みドストライクの男子がいたらかな。ちなみに好みのタイプは悟と正反対の人ね』
って未だに意味が分かんないよね〜
それから17人派遣したけど全滅でさぁ
皆返り討ちに遭って大変だったんだよ〜
無傷で戻ってきた憂太にみんな感心してたよ
流石特級ってww」
「えっーと、僕は五条先生から重大任務が入ったって聞いて。とりあえず写真に写った女の子をエスコートして待機してる車まで連れてきてって言われたんだよね
逃げ足が早いから手を握ったら絶対に離すなって五条先生が……」
『…だから手繋いでたの…グズっ……………悟は私をなんだと思ってるの??……乙女心がボロボロなんだけど』
憂太くんに恋愛感情は微塵もなかった事を改めて本人の口から聞くと傷口が抉れた。泣きそう
「今まで女の子エスコートした事無かったから……喜んでもらえて嬉しかったなぁ」
『…………もう死んでもいいぐらい嬉しかったです』
「まぁ、高専で青春楽しんでよww」
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作者名:憂 | 作成日時:2022年2月17日 20時