きまぐれ猫は乙骨憂太に惚れました (ページ7)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:16,268 hit

【出会い】6 ページ7

1年そっちのけで2年達と会話していたら
悟に頭を掴まれて1年の方を向かされた
首痛いんだけど

「1年の紹介まだだから
左から1年の伏黒恵、釘﨑野薔薇、虎杖悠仁、覚えた？」

「………どうも」
『禪院の相伝持ってる子だっけ？禪院ってイケメン多いね』

『野薔薇っていい名前だね。可愛い』
「わかってるじゃない」

『虎杖って確か宿儺の指食べたっていう噂の？……マジなの？』
「マジッすね」

1年生もなかなか濃いメンツだね

「んで、こちら」

『よろしく』

「…………自己紹介する気あんの？？まだ怒ってる？？そんなんじゃ憂太に愛想尽かされるぞ？？いいのか？？」

『悟～素が出てるよ。落ち着いてよ

はぁ……ハジメマシテ
豹動家当主の豹動ヒロインです
五条悟とは腐れ縁です
真希の幼馴染で禪院次期当主の元婚約者でした
この黒猫は私の式神で琥珀って名前です

質問ある人手あげて～』

軽く自己紹介を終えて
後で色々突っ込まれるのは面倒なので質問を受け付ける

「はーい！乙骨先輩にゾッコンってどうゆう意味ですかー？？」

『野薔薇のその質問は受け付けません。次～』

野薔薇が興味津々に聞いてきたけど
本人の前でする話じゃないのでスルー

「豹動家は呪術界から手を引いたって聞きましたけど」

『伏黒…………恵でいいよね？
手を引いたっていうか私しか相伝いなかったし弱かったから解散させたんだよね～
五条家に手伝って貰ってね。

当主って言っても豹動は私一人しか居ないから構えなくていいよ
やっぱり肩書きあった方が色々便利だし。使えるものは使っておこうって主義だからさぁ

ぞろぞろ群れるのも好きじゃないし
気楽にのんびり生きて行ければいーじゃん？みたいな』

呪術界の事ちゃんと調べてる辺り恵は真面目だね

「豹動さんって強いの？？」

『ヒロインでいいよー悠仁
そこそこ強いけど働きたくないので弱いってことで～』

悠仁の直球な質問には曖昧な返事で返した
強いとそれなりに面倒くさい事に巻き込まれるから
弱いフリしておかなくちゃ

「中3の時は準1級だったよな」

『真希さーん？？なんでバラすの？？』

「今は特級だね！はい、学生証」

『へー、今は特級なんだ………え？なんで？？』

悟が忘れてたと言いながら学生証を渡してくる
昨日撮ったガン飛ばしている私の写真の上に"特"と書いてあった

いやいやいや、え？？？

そんなバカな

進級試験だって面倒で受けてないのに

なんでいきなり特級？？