きまぐれ猫は乙骨憂太に惚れました (ページ5)

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【出会い】4 ページ5

運転席にはドキマギしてる伊地知さん
助手席にはめっちゃ笑ってる五条悟がいた

「こんな簡単に捕まえられるとは思わなかったよ～
さすが憂太！任務ご苦労さま～」

『とりあえず私は騙されたと』

「捕まえた？？……騙されたって？」

悟の胸くそ悪い笑顔に苛立つけど、憂太くんの何が起こってるのかよく分かんないけど僕なんか悪い事しちゃった？？的などうしたらいいか分かんない顔がたまらなく可愛い

何してても可愛いって罪では？？

『ん"ん、何でもないよ
憂太くんは悪くないよ。悪いのは全部悟だから

………………………………はぁ………まじか』

全部私を捕まえる為の任務だったと

憂太くんは何も知らなそうだな
悟が適当に連れてきただけかな
元凶の悟をちらっと見ると「ドンマイww」と言われた

やばい。泣きそう
そりゃこんなカッコイイ人に告白される訳ないよね
結構ダメージでかい……
明日茜になんて言おう

『で、なんの用』

「テンション下がりすぎwウケるww」

現実逃避しててもどうしようもないので、さっきから助手席で声を出して笑ってる悟に声をかける

『本題はよ』

「高専に編入して」

『却下』

「今ならもれなく憂太がついてきまーす★」

『………え、そ、そんなんで釣られるわけ』

悟が手招きしてくるので後部座席から身を乗り出して助手席側へ近づくと、超小声で内緒話される

「高専に編入してくれたら
憂太とスクールライフ過ごせるよ？」

「さらにときめき胸キュンし放題どう？？」と悟がマジトーンで言い放った
そんな事言われたらどうしょうもない

『今すぐ編入手続きお願いします』

「ヒロインちゃん高専に来てくれるの！！
わぁ！すごく嬉しいなぁ～これからよろしくね」

『末永くよろしくお願いします』

ぎゅっと両手を握られて

本日1番の最高の笑顔を頂きました

『………幸せすぎて人生終わった』

「いやまだ何も始まってないからね。
憂太のそれは素だから」