きまぐれ猫は乙骨憂太に惚れました (ページ13)

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✿【おにぎり語】2 ページ13

任務帰りグランドで野薔薇の悲鳴が聞こえてきたので急いで向かえば真希と追いかけっこしてた

あ～、そーゆーことね
ご愁傷さまです

男子は何処にいるんだろうと周りを見回すと
グランドの隅でこそこそと話し合いをしている

『憂太先輩たち何こそこそしてるんですか？』

「え、ヒロインちゃん！？な、なにもしてないよ！」

気配を消して憂太先輩の後ろから声をかけると
あからさまに動揺して声が裏返った

ん"ん、憂太先輩かわいい

『絶対、嘘じゃん』

「いや、ヒロインよ。これは男しか分からん事だから首突っ込むな。いいな？」

冷静を取り戻して問い詰めればパンダ先輩が私の肩をトントン叩き私を遠ざけようとするので悠仁と恵に視線を向けると顔を逸らされた

ほーう？？

そんな微妙な空気の中
棘先輩が「よし！分かった！」みたいな顔をして話し出す

「しゃけしゃけ、こんぶ、塩むすび」

『うんうん』

「こんぶ、明太子！！」

『ほーぅ？？』

「牛カルビ！」

『え、そうなの、？んじゃあ、行ってきます！！』

「ヒロインちゃん！！！待ってお願い！！止まって！」

「憂太。落ち着け大丈夫だ」

「え、あれで分かったの？？？
…………分かってたら俺らやばくない？？」

「虎杖も大丈夫だ。あいつは絶対分かってない」

「しゃけしゃけ♪」

野薔薇を捕まえた真希に後ろからタックルした
ついでに棘先輩が言っていた事を確かめる

「……なにしてんだ？」

『いや、思ったよりも大きかったので堪能してます』

「ちょっと！二人で何してんの！？私も混ぜなさいよ！！」

『んー？いや、分からん』

真希を抱き締めながら真希の胸を揉むけど分からん
2人に聞けば分かるかな

『ねー、二の腕の柔らかさってむ

「ヒロインちゃーん！！！ハウス！！！ご褒美あげるからー！！」

はい！！！今行きます！！』

「は？」

「何あれ完全に犬になってんじゃん。猫要素どこ行った」

憂太先輩に大きな声で呼ばれて駆け寄れば両肩を掴まれた
ご褒美って何ですか？？？

「なんでこんな時だけおにぎり語がわかるの！？？」

『え、なんとなく？ジェスチャーと…牛って乳でしょ？？胸の柔らかさって二の腕と一緒なのか知りたいんでしょ？？』

「しゃけ！！！」

「お、女の子がそんな事言っちゃいけません！！！」

「マジか、分かってたのか」

「いや、だからって普通揉みに行くか？人間分からん」

「人間じゃなくてヒロインが分かんないよ、俺」