107話 ページ7
次の日の朝、思ったより何事もなく普通に業と話しながら学校へ行くと頭にバンダナ着けた堀部君が制服を着て登校していた
堀部君に駆け寄ろうとすると業に後ろから襟を掴まれて止められた
『ぐ、ぐるじい』
「…ああ、ごめんごめん」
謝ってるわりには手離してくないんだけど。え、堀部君のところ行けない
何で？と思っていると堀部君からこっちにやってきた
「Aが苦しそうだ、離せ」
「君には関係ないじゃん」
『関係ないじゃんじゃねーよ、そろそろ離さんと首締めるぞ業』
キツめに言うとやっと離してくれた。ったく、なんで急にそんなことするんだ
堀部君表情あまり変化がないけどめっちゃいい子じゃん。可愛い
改めてよろしく、と挨拶すると少し微笑んで返事をしてくれた。え、可愛すぎるんだけど
はっ！いかんいかん、この子は可愛くても私の下着盗んだやばい子だ
『あの…堀部君が……えと…』
「盗んだものならシロが勝手に取って殺せんせーに仕掛けた。だから俺は持っていない」
あ、じゃあ私のブラは処分されたかな？
…燃えてチリになって無くなってほしい
「……悪かった」
『！…反省して二度としないなら許すよ』
「もう絶対にしない」
まっすぐで純粋な子だな…きっと天然も入ってる
「いやぁ、強敵ライバル登場ですねぇ業さん？」
「うるさい」
金髪女子と会話している業。それを見て苦笑いしながらも自分の席についた
鞄から教科書を取り出している間に業も私の隣の席に座る
チラッと業を見ると少し不機嫌そうなに見えた
『…怒ってる？』
「別にー」
怒ってるね、これは
私なんかしたっけ？身に覚えがないんだけど
原因を考えていると、さっき業と話していた金髪女子が私を見ながら業を指差し、抱きつくときのようなポーズを取っている
その姿が少し間抜けに見えるけど、伝えたいことはわかった。私が業に抱きつけってことね。……無理
首を横に振ると向こうも同じように首を振った
仕方なく席から立って業に抱きついた。周りからおおー！と言う声が聞こえる
『か、業…機嫌直して…？』
「……」
『…ごめん』
無反応だったんだけど恥ずかしい！
離れようとしたら腕を掴まれて阻止された
「業とAは付き合ってるのか？」
「そうだよ」
『違うよ！？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 234人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「赤羽業」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リアン - 早く新しい話を更新してください (2023年4月26日 22時) (
レス) id: 81dd48531d (このIDを非表示/違反報告)
8hc - 作者ページ見たら5日前に更新があったので…！ この小説の続編はもう出ないのでしょうか(´；ω；｀) (2022年7月8日 23時) (レス) @page50 id: 5316ade6bc (このIDを非表示/違反報告)
キウイ - めっちゃ面白いです！続きが気になって仕方ない！更新楽しみにしてます！ (2020年8月29日 21時) (レス) id: a03bb62dba (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 天然angelさん» 了解しました！ (2020年8月19日 12時) (レス) id: acb22861a5 (このIDを非表示/違反報告)
天然angel(プロフ) - ゆめさん» 出来ればどちらも… (2020年8月18日 16時) (レス) id: eafefc1ca6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
