144話 ページ44
委員長の磯貝君が急に演劇発表会をすることに決まったと言われた
受験の時期なのに容赦ないな…
磯貝君はクラス委員会で浅野学秀に文句は言ったみたいだけど
”「短期間で台詞や段取りをきっちり覚え、こなす訓練。これも椚ヶ丘中の教育方針だ。それに、どうせ君達はなんとかするんだろう」”
…と返されたようだ
なんだかんだ認めてるってことかな、E組を
神崎さんがカエデちゃんに主役を進める。確か子供たちの施設で姫役で劇とかやってたっけ？見てないけど結構良かったみたいだった
「中学生には通じねぇだろ。幼児体型のやつに感情移入できねぇもんな！」
そう言った寺坂君にカエデちゃんは鞄を投げつける。寺坂君は椅子に座ったまま後ろに倒れた
…なんか最近のみんな、寺坂君の扱い雑になった？面白いからいいけど
カエデちゃんは切り替えて、自分は小道具をやりたいと言った
磯貝君の推薦で監督が三村君で台本は狭間さんに決まった。主役は…というところで殺せんせーが
「主役、やりたい」
いや無理だろ！？
だけど狭間さんは台本を書いてあげる、と言った。その瞬間の殺せんせーの顔は今までにない嬉しそうな顔だった
目を光らせて…一瞬ちょっと可愛いと思ってしまった
そんな感じで文化祭の演劇の時間になった。本校舎のみんなは昼御飯を食べながら見るらしい
なんかごめんねー、とご飯を食べている人達に対し思っていると劇が始まった
バンッとステージ中心にライトが光る。そこには殺せんせーの顔が台の上に乗っていた。そして神崎さんが一言
「桃です」
その時点でみんなの食事の手が止まる
次におばあさん役の神崎さんにむけて光が
「電波エコーで測定しました。…これの中で、胎児が育っているようなの」
恐ろしい顔のおじいさん役の杉野君に紫色の光がつく。そしてナレーターの律が喋る
”「おじいさんの目の色が変わりました。瞬時にして、この桃の価値を悟ったからです」”
杉野君が立ちながら話す
「こりゃあすげぇ、とんだ珍品だぞ！マスコミが飛び付かないわけがねぇ。見世物にすりゃ俺は一生大金持ちだ！」
神崎さんが座ったままスッと紙を出す
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リアン - 早く新しい話を更新してください (2023年4月26日 22時) (
レス) id: 81dd48531d (このIDを非表示/違反報告)
8hc - 作者ページ見たら5日前に更新があったので…！ この小説の続編はもう出ないのでしょうか(´；ω；｀) (2022年7月8日 23時) (レス) @page50 id: 5316ade6bc (このIDを非表示/違反報告)
キウイ - めっちゃ面白いです！続きが気になって仕方ない！更新楽しみにしてます！ (2020年8月29日 21時) (レス) id: a03bb62dba (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 天然angelさん» 了解しました！ (2020年8月19日 12時) (レス) id: acb22861a5 (このIDを非表示/違反報告)
天然angel(プロフ) - ゆめさん» 出来ればどちらも… (2020年8月18日 16時) (レス) id: eafefc1ca6 (このIDを非表示/違反報告)
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