暗殺教室3(タイトルはまだ決めていません)

142話 ページ42

そして放課後の帰り道




「…やっぱみんな、ついて来るよね」




後ろの方に大人数がついてくる気配がする。こういう恋愛についてはみんなゲスいし気になるようだからね…。あと数名はいじる材料にしようとしているのがわかる。特に中村さんと殺せんせー

小さいけどコツコツとヒールの音が聞こえるからビッチ先生も来ているのだろう

どうしようかな…と考えると業に私の名前を呼ばれた。そして耳元で囁かれる




「夜10時、迎えに行く」




そう言ったあと離れて、帰ろっかと笑う業

私もうん。と言って笑い、帰ることになった。普通に帰って普通に家の前でバイバイすると戸惑いの声が聞こえる

あれ！？告白は！？と言っているようだけどしーらない



家に入るとお母さんと弟が駆け寄ってきた




「AちゃんAちゃん！テストは！？」


『ふっふっふっ、業と一緒で完璧オール満点なのだよ！！ドヤァ』


「ドヤァは声に出すものではないけど…。A、頑張ってたもんね。で、業君とはどうなったの？」




嬉しすぎてついテンションがおかしくなった




『まあ、みんなが後をつけて来たからね…夜、ちょっと……うん』




そう言うとすぐにお母さんは察してくれた

お父さんは医者だから帰りも遅いし帰らないときも多い。親なのにあまり話さない。だけど許嫁についてはお礼を言おうと思った。ちゃんと約束通りなかったことにしてくれたから

お父さんはいつ帰るのかお母さんに聞くが、最低でも今日中には帰れないそうだ




「お母さんね、最初Aといる業君を見て思ったの。この子A好きなんだろうけど、性格からしていつかAが苦労しそうって。不良で我儘そうだったから。Aは思ったより甘えたがりだから我儘とは相性悪いと思って」




不良で我儘そう…まあ、完全には否定できないな…。業はどちらかというと我儘より色々するやばい悪魔…

てかお母さんから見ても私甘えたがり




「業君みたいな子にはAは甘えることはできなさそうに見えたのに。……あんなに幸せそうにいちゃつかれてはねぇ？」


『……えっと、いつ見たの？』


「体育祭終わって抱き合ってAからほっぺにちゅーして業君がキスしたところまで」




あれ見てたの！？通りでキスしてたのわかってたわけだ！

親に見られるなんて…クラスメイトの時よりも恥ずかしい…

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