141話 ページ41
そしてこのＥ組を作りだしたのは他のでもない…あなたなのですよ。と殺せんせーは理事長に言った
結局理事長が昔描いた理想の教育を無意識に続けていた
殺せんせーはハンカチで対先生用ナイフを持つ
「このナイフで殺せるのは私だけ。人間の命を奪えと教えるわけがない。私もあなたも理想は同じです。殺すのではなく、生かす教育。これからもお互いの理想の教育を貫きましょう」
「…私の教育は常に正しい。この10年あまりで強い生徒を数多く輩出してきた。ですがあなたも今、私のシステムを認めた訳ですし…」
理事長は殺せんせーから対先生用ナイフを受け取る。そして付けているネクタイピンにそのナイフを突き刺すように当てた。ゴム製だからなんの傷もつかないけど
「…恩情をもって、このE組は存続させることとします」
「ヌルフフフ、相変わらず素直に負けを認めませんねぇ」
「それと…たまには私も殺りにきていいですかね？」
もちろんです、と殺せんせーが答えた
やったー！と先生の勝利に喜ぶ私達。…まあ、本当は殺せんせーが死ななかったことに喜んじゃだめなんだろうけどね
理事長が帰るとき、私に言った
「君と浅野君との婚約は今日の朝、破棄されたよ。君の父親からの意向でね」
お父さんが？それじゃあ私、もう自由ってこと？
「清華さん浅野君の婚約ってどういうこと！？」
「前に業君が浅野君に勝つって言ってたのは清華さんを浅野君から奪うため！？」
「「きゃー！！」」
「てか元から清華は業しか見てねぇけどな…」
なんか勝手に盛り上がっている女子達と、業にちょっかいかけている男子達
やっと付き合うのか！？と急かされる。近くにはメモとカメラを持って準備万端な殺せんせもいた。てかみんな切り替え早
業がはぁ…とため息ついたことで燥いでいたみんなは止まった
「…終わったらゆっくり話すから。絶対邪魔しないでよ」
『っ！』
その言葉を聞いて私は顔が熱くなるのを感じた
その後、理事長のことで聞き忘れていた殺せんせーの弱点を教えてもらった
殺せんせーはスピードに特化しすぎてパワーが全然ない。だからみんなで抑えれば余裕で動けなくさせられることができるけど
スピードが早くてそんなん無理だよね…
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リアン - 早く新しい話を更新してください (2023年4月26日 22時) (
レス) id: 81dd48531d (このIDを非表示/違反報告)
8hc - 作者ページ見たら5日前に更新があったので…！ この小説の続編はもう出ないのでしょうか(´；ω；｀) (2022年7月8日 23時) (レス) @page50 id: 5316ade6bc (このIDを非表示/違反報告)
キウイ - めっちゃ面白いです！続きが気になって仕方ない！更新楽しみにしてます！ (2020年8月29日 21時) (レス) id: a03bb62dba (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 天然angelさん» 了解しました！ (2020年8月19日 12時) (レス) id: acb22861a5 (このIDを非表示/違反報告)
天然angel(プロフ) - ゆめさん» 出来ればどちらも… (2020年8月18日 16時) (レス) id: eafefc1ca6 (このIDを非表示/違反報告)
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