122話 ページ22
「イリーナに、誕生日の花束を?なぜ俺が?君達が渡した方が喜ぶだろ」
烏間先生に花束を渡してもらおうと、ビッチ先生がいないうちに教員室に行った
烏間先生はありえないほどの堅物で超鈍感。ビッチ先生が可哀想だ…
「烏間先生、あのビッチが必要な戦力だと思うならさぁ…同僚の人心掌握も大事な仕事じゃないの?あ、俺等が花束用意したの、内緒ね」
そう言った業に烏間先生は一理あるな。と花束を受け取ってくれた
なんかちょっと不安だけど…まあいいか
教員室の窓側の外でクラスみんなが待機する。そしてビッチ先生が教員室に入って烏間先生が花束を差し出した
喜ぶビッチ先生。だけど烏間先生はそのビッチ先生に冷たい言葉を言った
「祝いたいのは本心だ。おそらくは最初で最後の誕生日祝いだしな」
あーあ、また嫌な方向に…
「任務を終えるか、地球が終わるか。2つに1つ。どちらにせよ、あと半年もせず終わるんだ」
ビッチ先生の表情が悲しみと怒りに変わる。そしてこっちに近寄り、教員室の窓を開けた
あ、やっぱりバレちゃうか
「こんなことだろうと思ったわ。あの堅物が、誕生日に花を送るなんて思いつくはずないもんね」
バンッと上に銃を発泡したビッチ先生。上からは殺せんせーが落ちてきた
「楽しんでくれた?プロの殺し屋が踊らされて舞い上がってる姿見て」
そう言ったビッチ先生は最初にこの教室に来たときと同じ、可愛くない冷めた目だった
おかげで目が覚めたわ。と烏間先生に花束を返して出ていった
みんなが烏間先生に冷たいと責めるように言った
「まさか、まだ気づいてないんですか!?」
「そこまで俺が鈍く見えるか?」
見えるから言ってるんだけどね
それで今までビッチ先生が苦労してたんだし
「非常と思われても仕方がないが、あのまま冷静さを欠き続けるようなら…他の暗殺者を雇う。色恋で鈍る刃なら、ここで仕事する資格はない。それだけのことだ」
正直言ってビッチ先生に脈はない。烏間先生の立場から考えると、好きでもない人と引っ付くように背中を押されてる…複雑だ
私だって、業以外の人とそういうふうにされても迷惑だもん
実際浅野学秀との許嫁にされてて嫌だし…
234人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「赤羽業」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リアン - 早く新しい話を更新してください (2023年4月26日 22時) (レス) id: 81dd48531d (このIDを非表示/違反報告)
8hc - 作者ページ見たら5日前に更新があったので…! この小説の続編はもう出ないのでしょうか(´;ω;`) (2022年7月8日 23時) (レス) @page50 id: 5316ade6bc (このIDを非表示/違反報告)
キウイ - めっちゃ面白いです!続きが気になって仕方ない!更新楽しみにしてます! (2020年8月29日 21時) (レス) id: a03bb62dba (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 天然angelさん» 了解しました! (2020年8月19日 12時) (レス) id: acb22861a5 (このIDを非表示/違反報告)
天然angel(プロフ) - ゆめさん» 出来ればどちらも… (2020年8月18日 16時) (レス) id: eafefc1ca6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ