怒りと不安。03 ページ6
「不要な問答はやめようぜ。人の倍の人生を歩んでるお前がこの状況を理解できんわけがねェ」
人の倍……？そのままの意味で捉えるならティーチは１００年以上生きているって事なのだろうか？エースの言葉の意味が分からず、俺は首を捻る。だが今はそんな些細な事を考えこんでいる暇はない。
ティーチはエースの言葉に頷き、一つだけ話をさせてくれと言う。
「エース！A！お前ら……！！俺の仲間にならねェか！？俺と一緒に世界を取ろう！俺が成り上がる手段はもう全て計画してある！！」
どうやらまだ諦めていなかったようだ。懲りずに再び勧誘してきたティーチにため息をつきそうになる。世界？成り上がる？そんなものを手に入れたくて俺は海賊になったわけじゃない。
「"白ひげ"の時代はもう終わりだ！！海賊王には俺がなる！！まず手始めに……この先のウォーターセブンにいる"麦わらのルフィ"をブチ殺して政府への手土産にする！！」
今聞き捨てならない言葉があった。お父さんの時代が終わる？ルフィを殺す？やっぱりティーチとは相容れないと再確認させられた。空気がぴりりと鋭くなる。エースがギロリとティーチを殺気の篭った瞳で睨んだ。
「……つくづく野放しにできねェな……そいつは、俺の"弟"だ！――そして当然俺もAもおめェの仲間にゃあ……」
ならねェ。というと同時にエースの身体に幾つもの銃弾がつきぬけた。ぎょっと目をむいたが、エースは自然系だ。その身体に銃創は一つもない。
身の丈よりも大きな銃を抱えたナポレオンハットをかぶった男がニヤリと嫌な笑みを浮かべる。
「行儀の悪ィ野郎がいるな……"火銃"！」
エースは立ちあがり、人差し指と中指を伸ばして両手を銃の形にすると指先から小さな炎の弾を銃の男に撃ち込んだ。すぐ傍の建物がバリバリと破壊されたのを横目で見やり危険を察知したAは素早くドラゴンに変化し飛び上がる。
「エース！！」
二階建ての建物を持ち上げ飛び上がったのは紫色の髪の覆面の男だ。覆面の男は巨大なその建物を思い切りエースに向けて投げつけた。自然系だからそれしきの攻撃では通用しないとはいえ、心臓に悪い。
「"
ぐっと喉元に力をいれ、建物に向けて炎を吐き出した。いつもより数倍大きな炎が口から放たれ、建物ごと覆面の男を焼き尽くす。
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1(プロフ) - × ×さん» お読みいただきありがとうございます！ここからは展開がとても早くて、もうちょっとでラストです(*^^*) (2021年4月19日 20時) (
レス) id: d447c4ab55 (このIDを非表示/違反報告)
× ×(プロフ) - 二日遅れてしまいましたけど、読ませていただきました！ここから展開がどうなるのかワクワクドキドキです！ (2021年4月16日 10時) (レス) id: 9bb4cee45f (このIDを非表示/違反報告)
1(プロフ) - × ×さん» コメントありがとうございます！とても励みになります(*^^*)本日更新致しましたのでぜひ読んでいただけると幸いです！ (2021年4月14日 19時) (レス) id: d447c4ab55 (このIDを非表示/違反報告)
× ×(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみに待ってます-_-b (2021年4月13日 2時) (レス) id: 9bb4cee45f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：1 | 作成日時：2021年4月9日 0時
