コナッシュ。02 ページ47
「なあA!これ、めちゃくちゃうめェな!」
「これも開けてくれ、A!」
キラッキラした顔でルフィが言うのを見て、実を抱えていたチョッパーが俺も!と実を差し出してきた。はいはいと頷いてコナッシュに穴を開けてやる。ついでに自分の分も穴を開けた。
久しぶりのコナッシュジュースだ。一抱えほどもあるコナッシュを持ちながらジュースを飲む。
さっぱりとしているが、甘みははっきりとしていて美味しい。へにゃりと顔を緩めて啜っていると沖の方から何かに乗った人が海面を滑って此方に来る。水上バイクのようなそれに乗った男性は上手く止まりきれず、スリップしながらがつんとコナッシュの木にぶつかった。
「私の名前はパガヤで、すいません」
木に激突したが大した怪我はなかったようで、コニスの父、パガヤは起き上がりへこへこと頭を下げた。すいません。というのが口癖なのかパガヤは言葉の端々に付けながら話す。
「そうだ、皆さん家にいらっしゃいませんか"空の幸"をご馳走しましょう」
「いいのか!?行く行く!!」
「空島料理か!俺も手伝わせてくれ!!」
ご馳走の三文字にルフィは目を輝かせ、サンジは空の食材を使った料理に胸を膨らませている。全員の意見の一致でA達はパガヤとコニスの家にお邪魔する事になった。
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作者名:1 | 作成日時:2021年3月22日 3時