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踏みしだく巨影03 ページ14

「ぐぇええええ!!!?」

どすん、と思ったよりも柔らかい衝撃。それから聞き苦しい悲鳴を添えて。

「ぐ、グリフォン……!?」

運良くグリフォンの上に落ちたらしい。跳ねるように飛び退いて、グリフォンの身体を確認する。

「丁度いい、Vそいつのお守り頼んだぜ」

「ちょっと!お守りってひどい!」

頭上で聞こえた声に反論したが、すでにネロはギルガメスとの戦闘を再開していた。後に残されたVと私はお互いに暫し見つめあう。

「ええっと……グリフォンはこれくらいで死んだりしないわよね?」

「無論だ」

「かぁーってに殺すんじゃねぇよ!Aちゃん!」

悪魔がこれっぽっちの衝撃で死ぬとはAも思ってはいないが一応の確認だ。グリフォンは元気良く羽ばたいて、Vの腕に留まった。

「なら、良かった。何ならVより元気そうだもんね」

「言われっちまったなァ、V」

グリフォンはけらけらと大笑いしているが、Vは押し黙る。どうやら地雷踏み抜いてしまったらしくVは不機嫌そうに眉間にシワを寄せるとAに背を向けてさっさと歩きだした。

「そこまで気にしてるなんて思わなかったわ、ごめんなさい」

「……別に、気にしてなどいない」

これは間違いなく気にしている奴だ。Vの後を着いて歩きながら、Aはひっそりとため息をついた。

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1(プロフ) - haruさん» 何だかんだ彼は絶対面倒見のいい性格だと思うので、やっぱり戦えるって分かってても守ってくれそうですよね!中々更新できずに申し訳ないです( ;´・ω・`) (2021年6月1日 20時) (レス) id: d447c4ab55 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - 更新お疲れ様です!ネロが過保護なのすごいわかる気がします笑 (2021年5月27日 16時) (レス) id: 5f233452c4 (このIDを非表示/違反報告)
1(プロフ) - haruさん» コメントありがとうございます!こんな拙い文章ですが読んでいただけてとても嬉しいです! (2021年4月20日 22時) (レス) id: d447c4ab55 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - いつも楽しみにしてます! (2021年4月19日 21時) (レス) id: 5f233452c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:1 | 作成日時:2021年3月22日 0時

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