20話 ページ21
.
蛍「……何つーかこの展開、今までの苦労は一体…ってカンジよね」
『来るなら早くきて欲しかったな、飼育係』
蜜柑「…まあいいもんみせてもらったことだし…」
飛田「蜜柑ちゃん声震えてる……」
『あんま笑ってやるなよ』←さっきまで笑ってた人
蜜柑「ぶふっ」
蜜柑が吹き出した瞬間、だっと逃げようと走り出した流架。
そんな流架をガシっと掴み、流架がアリスを使っている時の写真を見せる蛍。
蛍「旅は道連れって言うじゃない?」
『いつの間に撮ったんだそんな写真』
______
__
その頃教室では、棗が透視のアリスを持つ子に話を聞いていた。
棗「…流架が縛られてた?」
「はいっ流架君何か騙されて怒ってる感じでした。あの蜜柑って女に殴られたり…」
「そういや飛田の奴幻覚使いだっけ…」
正田「まさか勝負に負けると思って汚い手で流架君を人質に!?」
話を聞いた棗は顔を険しくし、蜜柑たちの現在位置を透視のアリスを持つ子に聞いた。
「え…あ、はいっ」
「馬鹿じゃんあいつら…よりによって流架君人質にするなんて」
「棗さん…目の色違ったぞ」
「おい…このままだとあの転校生、かなりやばいことに何じゃねーの……?」
「…でもっAくんも一緒だし、きっと大丈夫だよっっ」
___
______
蜜柑「ルーカぴょん♡
ほーら森の仲間達があいさつに来てまちゅよー
おや?無視でちゅかー?」
うさぎを抱っこし煽る蜜柑。
蛍「…ルカぴょんなかなか売れ筋好評よ」
流架の写真を動物達に売る蛍。
『ルカ〜何度も謝ってるだろー?』
流架に背後から抱きつき、ゆらゆら揺れるA。
流架「うるさいなあ先に進むんだろっ」
煽り続ける3人についに声を上げた流架に蜜柑は嬉しそうに笑った。
蜜柑「やーい地がでた地がでた
あんたやっぱりわざとスカした態度取ってるやん。さっきまでのあんた見てたらなんか単純やしアホやし到底ワルには見えへんもん」
流架「なっ」
蜜柑「何でそんな態度わざととんの?」
蜜柑の質問にプイッとそっぽ向いた流架。
蜜柑「あら」
『……』
何となく理由に心当たりのあるAは何もせず、蜜柑に任せた。
自分では、ダメだと。
蜜柑「もしかして、棗がグレてるしあんたも足並み合わせてるとか?」
流架「え」
蜜柑「わっ図星!?なんかそれって友達っていうより手下ってカンジ」
「(ところどころ気遣いができないんだよなあ、佐倉は)」
.
60人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
toyo3633(プロフ) - こんにちは、この小説を楽しく読ませてもらっています。学園アリスの特に男主ものが大好きです。これからも更新お願いします。 (2021年5月22日 18時) (レス) id: 5efbced553 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カワサン | 作成日時:2021年5月10日 2時