シンデレラストーリー～Jejung～8 (ページ18)

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第366話　ただいまのHUG ページ18

ジェジュンが宿舎の玄関を開けると、騒がしいくらいの声が耳に聞こえてきた。

JS「ひょーん、ごめん」

まだ靴を履いたままのジェジュンに抱きつくジュンスさん。

JJ「なんで帰る前に洗濯なんかするんだよ！」

わざと怒った口調で言うジェジュンだけど、ちゃんとジュンスさんにHUGをして久々に会えた喜びを表していた。

JS「あー！A、ただいまぁ～」

素早くジェジュンから離れてわたしにHUGしようとするジュンスさん。

「おかえりなさい」って言ってるわたしの前で、ジェジュンはジュンスさんの襟首を持って阻止した。

JJ「なにする気だっ！」

JS「AにただいまのHUG～♪」

JJ「するなっ！Aって呼びつけもすんなよ」

JS「いいじゃんね～」

わたしに同意を求めるから、

「呼び方ぐらいはどうでも･･･」

JS「ほら、Aもああ言ってる」

JJ「Aもダメって言わないとっ！」

YC「はいはい、ヒョンそこまで」

ユチョンさんが止めに入った横から、ユノさんがわたしの前に来て、とびきりの笑顔で、

YN「ただいま、Aちゃん」

「おかえりなさい、ユノさん」

わたしも笑顔で言うと、ユノさんにふんわりHUGされた。

声も出ないくらい驚く。

ユノさんはニコッと笑ってからすぐにわたしから離れた。

その爽やかなカッコ良さに思わず見惚れてしまう。

JJ「ちょっと！！！ユノ、なにしてんのっ！！！！！あぁ、Aもなんでいつものように悲鳴上げないんだよ！」

YN「あはは、ジェジュンごめんね」

全然悪びれず笑いながら謝るから、ジェジュンがぷんぷん怒り出す。

YC「Aちゃん、僕もただいま」

ユノさんの余韻が冷めやらぬ前に、くしゃっとした彼独特のかわいい笑顔で言われる。

「おかえりなさい、ユチョンさん」

JJ「まさかユチョンまでしな」

ジェジュンが言いかけてる間にユチョンさんにぎゅうってHUGされる。

一瞬で離れて、「ごっめーん、ヒョン」笑いながら、リビングの方に逃げて行ってしまった。

JJ「なぁーーーー！なんだよ、みんなしてっ。Aも隙がありすぎる、反省して！！！」

矛先がわたし向かって来たから、さっさと靴を脱いで知らん顔して「お邪魔します」と言ってリビングに向かった。

後ろでブツブツ言いながら靴を脱ぐジェジュン。

すぐにわたしを追って来て、耳元でこわ～い声で囁かれた。

「あとでわかってるよね？」

背筋が凍るってこのことだ･･･