シンデレラストーリー～Jejung～8

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第349話　星に願いをページ1

「あっ」

濡れた髪をタオルで拭きながら、浴衣を着たジェジュン。

胸元が少し開いてキレイに盛り上がった胸筋がチラリと見え、かっこよくてドキドキしてしまう。

じっと見すぎて恥ずかしくなって、俯いた。

JJ「俺がかっこいいの？」

ニヤけた笑いでわたしに近づいてくる。

JJ「こっち見て？」

「やだっ」

JJ「かっこいい俺に見惚れてたくせに。ほら、早くこっち向いて？」

宥めるような優しい声。

ジェジュンの顔を見ると笑っていた。

JJ「あ～あ、こんなに顔赤くして。かわいぎるから、早く食べちゃいたいっ」

両手で頬を包まれて、顔を覗きこまれる。

「お、お風呂行くっ」

JJ「さっき思いっきり背中叩かれた。痛かったなぁ～」

思い出したかのように痛いって顔をするジェジュン。

「ごめんなさい･･･」

JJ「どうしよっかな～、ふふんっ」

この顔、絶対変なこと考えてるっ！！！

「今日はお仕事、疲れた。お風呂入りたいなぁ～」

JJ「そうだね、まだまだ時間あるし、お風呂行っておいで」

さっき渡された紙袋を掴んで、
ニヤッと笑うジェジュンに、あっかんべーしてからお風呂に向かった。

JJ「あはははははっ」

楽しそうな笑声を背中で聞いて、なんだかあとで変なことされるって確信した。

脱衣所に入って鏡を見ると真っ赤になったわたしのほっぺ。

「むむむぅ～～～」

両手で頬を包んで、心を静める。

もうすぐジェジュンの誕生日。

わかってる。

今日されること以上のことされる。

「ひゃあ～、出来るかな･･･」

恥ずかしいやら怖いやら、もうわけがわかんなくなってくる。

だけど、頑張るって言ったからにはそういうの全部慣れるようにしなくっちゃ。

気持ちを切替えてとりあえず、
湯船には入れないけど、ゆっくりとお風呂を楽しむことにした。

シャワーを浴びて、頭から順番にキレイにしていく。

タオルを巻いて、外にある檜のお風呂に足だけつけた。

夜空を仰ぎ見るとたくさんの星がきらきらと輝いている。

ほんとにジェジュンみたいだ。

手を伸ばしても掴めない。

そんな星がいまわたしの側にいてくれて好きだと言ってくれる。

奇跡って言葉がぴったりとはまる。

「この奇跡が一生続きますように」

目を閉じて祈る。

祈るだけじゃ、ダメだって知ってるけど、

だけど、
今はこのキレイな星に祈らせて欲しい。

ジェジュンが好き･･･

愛してる･･･