第335話 迎え ページ37
一言も話さないまま、あっという間に信号に着いた。
「では、ここで。お疲れさまです」
早くジェジュンに電話しなきゃっと内心焦っていたから、信号の色も確認せずに駆け出した。
「あっ！」
腕を強く引っ張られ、気付く。
信号は赤。
宇佐美「危なかった」
宇佐美さんは、ホッとした顔でニッコリ微笑んだ。
「･･･すいません」
今日は宇佐美さんに迷惑かけっぱなしで、本当に申し訳がないから、シュンとして肩が思いっきり落ちてしまう。
宇佐美「また、謝るんですか。ありがとうって言って下さい」
「･･･ﾊｲ。助けてくれてありがとう」
宇佐美「気を付けて帰って下さい。ほら、青です」
宇佐美さんにトンと優しく肩を押された。
「また、明日」
軽く手を振って、信号を渡った。
少し歩いてから、
カバンから携帯を取り出して確認。
はぁ〜〜〜
定時と同時ぐらいにメールが･･･(汗)
続いて着信が･･･(大汗)
来る気満々ってわかっていたけどさっ。
ガードレールに軽く凭れて、通話ボタンを押す。
すぐに通話状態になった。
「もしもし」
JJ「･････････」
あれ？
ジェジュンの声がしない。
「もしもし？」
JJ「･････････」
これって繋がってないのかな。
一度切って、もう一回掛け直してみよう。
そう思って、電話を切ろうとするとジェジュンの低い機嫌の悪い声が聞こえてきたから、慌てて耳に携帯を押し付けた。
JJ「あのさ、何やってんの？」
ジェジュンの声が怖すぎて、一瞬、身体が震えた。
なんで、怒ってんの？
JJ「後ろ見て」
まさか、迎えに来てるってこと？
振り向いてキョロキョロ探したけど、ジェジュンを見つけることが出来ない。
JJ「黒い車、わかる？」
「へ？」
もう一回振り向いてゆっくり見渡すと、わたしが凭れたガードレールのほぼ真後ろに真っ黒で大きな外車が駐車していた。
窓ガラスはスモークが貼られてて、中を伺い知ることは出来ない。
「たぶん、わかった」
JJ「降りて出迎えて欲しい？」
「ダメっ！降りちゃダメっ！」
急いで助手席に向い、ドアを開けるとサングラスをしたジェジュンがいた。
誰かに見られちゃいけないっ！
ドアを閉め、素早く乗り込んだ。
「ビックリしたよ。まさか、車で来るなんて」
しかもやたら高そうなこの車。
ジェジュンの車なのかな？
乗りなれない高級車にソワソワしてしまう。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆめら(プロフ) - プリンさん» ありがとうございます＾＾ (2013年6月10日 2時) (
レス) id: 6524072a34 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - 殺センセーさん» ドキドキしてくださって嬉しいです＾＾ありがとうございます！ (2013年6月10日 2時) (レス) id: 6524072a34 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - パンダさん» ありがとうございます＾＾ (2013年4月30日 20時) (レス) id: 6524072a34 (このIDを非表示/違反報告)
パンダ - 楽しい＾＾ (2013年4月30日 14時) (レス) id: 8c0c68e780 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - SHIWHONさん» はじめまして＾＾投票＆お気に入り登録ありがとうございます<(_ _)>頑張って更新しますねっ！ (2012年6月11日 23時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/lovemax-yumera/
作成日時：2012年2月13日 5時
