第315話 思い出した過去 ページ17
「素敵なソロライブだった。一生、忘れられないかもしれない」
JJ「これから、何度だってAに歌うのに？」
「あはは。嬉しいな。ありがとう」
JJ「いつかさ、Aの曲を作りたいな」
「わたしの？」
JJ「うん、Aの曲。全世界の人が聴いて、口づさむ･･･すっごい名曲を作ってプレゼントしたい」
キラキラした瞳で見つめられ、サラッとジェジュンにそんなこと言われて、鼓動が大きくならない女の子なんていない。
「嬉しすぎて･･･おかしくなっちゃうかもしれない」
JJ「大丈夫。おかしくなっても、Aがいちばん好きだから」
「うん･･･ありがとう･･･」
なんだか恥ずかしくなって、どんどん声が小さくなってしまった。
本当に嬉しくてたまらないけど、ジェジュンにどうやって返せばいいんだろう。
これといって何も取り柄もなくて、コンプレックスの塊で、自分のことさえまともに出来ない人だから･･･
そして、久々に思い出す大学の時のこと。
素敵な人とお付き合い出来て浮かれて、喜こんで欲しくてお弁当を作って行ったんだ。
学内でこっそりお弁当を渡したら、そのままゴミ箱に捨てられ、「俺、手作りとか苦手だから」って言われた。
悲しくて泣けてきたけど、自分が人並み以下だと知っていたから我慢出来たし、わたしが何かしようと思っちゃいけないって知ったんだよね。
結局いろいろ考えたって、わたしは何も返せないんだ。
少し身体が震える。
どうしていつまでも記憶が消えないんだろう。
ジェジュンに聞いてもらったから、乗り越えて行かなきゃいけないのに。
苦しいよ。
すごく、苦しい。
JJ「A？どうしたの？顔色悪い」
肩を揺すられた。
またあの頃のことを思い出したなんて知られたくない。
「･･･なんでも･･･ないよ？病み上がりだからかな〜」
JJ「少し、寝よっか。おいで」
手を引かれ、ジェジュンの部屋に連れて行かれた。
ジェジュンがベットに入って、布団を少しめくって手招きする。
「一緒に？」
JJ「別々なわけないでしょ。Aを抱き締めてお昼寝♪」
ベットの中に潜り込むのが恥ずかしくて手を伸ばすと、ジェジュンが腕を掴んで逞しい胸の中へ抱きこんでくれた。
JJ「目を瞑って」
ポンポンと背中を叩いてくれる。
ジェジュンの温もりと香り包まれ、安心して意識を手放した。
ラッキーアイテム
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ゆめら(プロフ) - プリンさん» ありがとうございます＾＾ (2013年6月10日 2時) (
レス) id: 6524072a34 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - 殺センセーさん» ドキドキしてくださって嬉しいです＾＾ありがとうございます！ (2013年6月10日 2時) (レス) id: 6524072a34 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - パンダさん» ありがとうございます＾＾ (2013年4月30日 20時) (レス) id: 6524072a34 (このIDを非表示/違反報告)
パンダ - 楽しい＾＾ (2013年4月30日 14時) (レス) id: 8c0c68e780 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - SHIWHONさん» はじめまして＾＾投票＆お気に入り登録ありがとうございます<(_ _)>頑張って更新しますねっ！ (2012年6月11日 23時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/lovemax-yumera/
作成日時：2012年2月13日 5時
