第346話 悪い男 ページ48
案内された部屋は温かみのある広い和室。
大きな窓の障子を開けると、さっき見た日本庭園が見える。
星の輝きとライトアップで、幻想的なまるでそこだけ違った世界。
キレイで目が釘付けになる。
「わぁ〜」
無意識に口を開けて見ていたら、ガラス越しにクスクス笑ってるジェジュンがいた。
慌てて口を閉じる。
JJ「気に入った？」
背後からふわっと抱き締められた。
「ありがとう。こんなところに来たことなかったから、テンション高くなっちゃった」
JJ「喜んでくれたなら、俺嬉しいよ」
「ジェジュンは、ここに来たことあったの？」
さっき、“部屋からもあそこの庭、見れるから”って言ったよね。
少し気になった。
自分以外の女性と来たことがるのかな。
ジェジュンなら、しょうがないよね。
わたしにとってはほぼ初めての彼氏だけど、ジェジュンは違う。
モヤモヤした気持ちを隠したまま、目の前の庭園を眺め続ける。
JJ「日本に来た頃にメンバーと。気に入って何回も来てる」
「そっか」
なんとなく安心としたけど、素っ気ない返事をしてしまった。
別にウソだとか疑ってるわけじゃない。
たとえウソだとしても、それをわたしが責める理由なんてないし。
JJ「ねぇ？」
ジェジュンの片手がわたしの頬を包んで撫でる。
JJ「もしかして、他の女の人と来たって思った？」
「･･････」
見透かされたから、返事が出来ない。
JJ「ここに連れて来たのは、Aだけだから」
耳元で、「ヤキモチ妬いてくれたんだ」と嬉しそうな声で言われた。
「別にっ、そんなこと･･･少し気になったけど」
JJ「気になったってことは、ヤキモチじゃん。Aにヤキモチ妬かれる日が来るなんて思わなかった」
ガラスに映る嬉しそうな顔が、なんだか癪に触る。
「ヤキモチじゃないってばー。ジェジュンなら、女の人連れて来てそうって思っただけ」
JJ「なに、それ？俺のことそんなふうに思ってんの？」
さっきと違って眉間に皺寄せて怒ったような顔のジェジュン。
「そうじゃないけど、ジェジュンがモテるからそう思っただけ」
JJ「ふ〜ん。俺はいっぱい女の子と付き合ってて、悪い男ってことか」
「悪い男って･･･そんな風に思ってないし！」
ほんとに思ってないからハッキリ否定した。
だけど、女の子といっぱい付き合ってたってとこはわかんないから、何とも言えない。
JJ「別にいいよ、悪い男で」
片方の口角を上げてニヤッと笑ったジェジュンが、何かを企んでそうで背中がヒヤッとした。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 353人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆめら(プロフ) - プリンさん» ありがとうございます＾＾ (2013年6月10日 2時) (
レス) id: 6524072a34 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - 殺センセーさん» ドキドキしてくださって嬉しいです＾＾ありがとうございます！ (2013年6月10日 2時) (レス) id: 6524072a34 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - パンダさん» ありがとうございます＾＾ (2013年4月30日 20時) (レス) id: 6524072a34 (このIDを非表示/違反報告)
パンダ - 楽しい＾＾ (2013年4月30日 14時) (レス) id: 8c0c68e780 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - SHIWHONさん» はじめまして＾＾投票＆お気に入り登録ありがとうございます<(_ _)>頑張って更新しますねっ！ (2012年6月11日 23時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/lovemax-yumera/
作成日時：2012年2月13日 5時
