第246話 ハート ページ48
二人で大荷物持って、宿舎に来た。
住人のいない部屋に入るのが気が引けて、玄関で一旦靴を脱ぐのを躊躇ってたら、おねちゃんに「早く」と急かされる。
ミユリ「みんなが良いって言ってんだからいいの」
わたしが何を考えてるかお見通しのおねえちゃん。
ミユリ「早く作ろう」
おねえちゃんに言われて、キッチンに行く。
買って来た食材を片してから、どんどん二人で料理をする。
どうせ飲むんだからってことで、居酒屋メニューばかりを作るおねえちゃん。
その横で、せっせとわたしはご飯系を作りながら、カスダードプリンも作っていく。
ミユリ「相変わらず、手際がいいし、美味しそうだよねぇ」
「おねえちゃんのが、上手だよ」
彩りも鮮やかなその料理たちの前では、わたしの作ったものなんて霞んで見えるんですけど。
そのままお店に出せるよね。
ミユリ「そろそろ、出来そう?」
「うん、もう終わり」
ミユリ「紅白はじまる」
勝手知ったる我が家のようにおねえちゃんは、リビングで寛ぎ体勢でテレビを付ける。
その横にちょこんと座った。
テレビを通しても半端なくオーラを出してる5人に釘付けになる。
なんて人たちなんだろう。
やっばいなぁー。
ジェジュンがかっこ良過ぎる。
ミユリ「なに、自分の彼氏見てニヤニヤしてんのっ」
「えっ?してないから」
ミユリ「べっつにいいけど。あ、歌うんじゃない?」
テレビの画面をジッと見つめる。
「あれ?」
ミユリ「どうしたの?」
「なんでもない」
絶対そうだ。
わたしがプレゼントしたネックレスしてる。
まさか、紅白で付けてくれるなんて思ってなかったから、すごく嬉しかった。
最初から最後まで、わたしの瞳はジェジュンしか映らなくて、他の4人がどんな感じで歌ったかまったく覚えてない。
歌い終わって最後に深い一礼をした後、ほんの一瞬だったけど、ジェジュンはネックレスの真上で両手でハートを作った。
「いま…」
ミユリ「ハート作ったねぇー」
おねえちゃんがニヤニヤしてる。
「えっ?」
ミユリ「Aへのハートでしょ?」
「さぁ、どうかなぁ?」
なんて言ったけど、自分へのハートだってわかってる。
公共の電波で何してんのっ!
しかも紅白で、みんなが観てるっていうのに。
ミユリ「ユノに怒られてるよ、きっと」
クスっとおねえちゃんは笑った。
ラッキーアイテム
革ベルト
今日の恋人
ユチョン
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ゆめら(プロフ) - mi-ikoさん» 超超超、遅レスで大変申し訳ございません><気づいていませんでした・・・感動していただいて嬉しいです^^ (2014年9月9日 16時) (レス) id: 403ea04b5e (このIDを非表示/違反報告)
mi-iko - すごくジェジュンの言葉に感動しました。1人で泣いてました。 (2013年11月4日 21時) (レス) id: 048b24b09d (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - U:さん>恥ずかしいけど、されたいって思います。ジュンスってかわいい発言が多いから、こんな風に言うかなって思ってーw (2011年12月24日 20時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
U:(プロフ) - 人目はばからないジェジュン、らしいですね~(^з^)-☆ ジュンスの小学生並の発言、萌えます~(笑)♪ 可愛いなぁ~(>_<)! (2011年12月24日 11時) (レス) id: 1b48a4d2e1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - うみさん>ドキドキありがとうございまーす!次章もドキドキしてもらえるよう、精進しまぁーす! (2011年12月22日 4時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめら | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/lovemax-yumera/
作成日時:2011年10月30日 23時