シンデレラストーリー〜Jejung〜5

第242話　眠れない ページ44

明日早いからと言ってジェジュンが帰って行った。


ベットに入ったけど、ジェジュンの誕生日にっ……て考えてたら目がギンギンに冴えて眠れない。


「はじめて」って、どうしたらいいんだろう。

他の人はどうなんだろう。

知識はあるけど…

ジェジュンに厭きられないようにちゃんと出来るのか不安になってくる。


わたしは、ムくっと起きあがって、パソコンを起動させた。

検索ワード：初体験

初体験のエピソードが投稿されたサイトをドキドキしながらクリックする。


＊＊＊

わたしは、中学二年生です。

彼とは付き合いはじめて、1ヶ月。

とうとう、この間シテしましました。

彼の部屋に入ったら、急にベットに押し倒されて、ディープキス。

「いいよね？」

って言われたから、無言で頷きました。

とりあえず痛かったです。

突き破られて、激痛がハンパなくて…半泣き状態で終わりました。

痛かったけど、彼と一つになれて幸せでした。

＊＊＊


ええっーーー！

中学二年生って・・・

早いよ早いよっ！


って、激痛がハンパない？

そんなに痛いの？


＊＊＊

わたしの初体験は、19歳の夏。

彼氏(23)とラブホで。

とりあえず、痛くて痛くてしょうがなかった思い出しかありません。

終わったあとシーツに血が付いていました。

今は慣れて、すごく気持ちいいです。

＊＊＊


すっごい痛いんだっ！

血が出るって…

怖すぎるよぉ。

慣れるまで時間がかかるのかな…


よせばいいのに、 続々と読んでいって不安だけが大きくなっていく。

頭が重くなってきて、どんどん前のめりになって、いつしかキーーボードをオデコで押していた。


ダメだ…

怖いし痛いし血が出るし…


グルグルする頭。


とりあえずベットに戻って頭から布団を被って、ギューっと目を閉じた。

何も考えず眠ろうと思ってるのに、さっき読んだ文や単語が浮かんでは消える。


『彼と一つになれて幸せでした』


ほとんどの人がそう書いてたじゃない。

だから、きっとわたしも大丈夫。


怖くて痛いのを我慢すれば、きっともっとジェジュンを好きになって、愛しくなるんだ。


「うん、大丈夫…」


赤いピアスに触れて、ジェジュンを想って何度も繰り返し呟く。

そうしてたら、いつの間にか眠りについていた。

第243話　大晦日→←第241話　お正月は一緒に

ラッキーアイテム

革ベルト

今日の恋人

ユチョン

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す