第236話 やっぱりまだダメ ページ38
相変わらずなおねえちゃん。
また何か企んでるに違いない。
どうせ、ジェジュン絡みでしょ。
ポワンとジェジュンのキラキラ笑顔が脳裏に過ぎった。
「・・・ジェジュン」
そっと耳のピアスに触れると心が温かくなった。
一緒にお風呂入って、なんか色々・・・
「ひぃーーーーっ!/////」
顔が火照って、熱い熱い。
パウダールームに走って行って、冷たい水で顔を何度も洗う。
洗った顔を鏡で見て気づいた。
服から覗く変色した痣。
なんだろうと押してみたけど、痛くない。
「……………あっ」
わたしは一気に上着を脱ぎ、上半身下着姿になって、自分の胸元を見て驚愕した。
そこには、無数に散りばめられた痣。
ジェジュンが付けたマーキング。
目の前にいないはずのジェジュンが、存在を誇示する。
ジェジュンに独占されてるんだって思うと、胸がキュンとなって、抱きしめてもらいたくなった。
昼近くまで一緒にいたのに。
まだ足りない。
もっと、もっと・・・
こんなにもジェジュンを求めてる。
・
「・・・・・あの服」
昨日寝室のベット上に脱ぎっぱなしにしたピンクのワンピース。
思い出して、寝室へと場所を移動する。
ベットの上で、少しクシャってなったワンピースを広げた。
「・・・ごめんね」
ジェジュンがプレゼントしてくれたのに。
この服が似合うと思ってくれたんだよね。
急に胸が苦しくなって、悲鳴を上げ出した。
ドクンドクンと早くなるイヤな鼓動。
耐え切れなくて、胸を押さえてうずくまる。
ジェジュンに過去を告白してスッキリしたと思ってたけど、、思いの外、この傷はわたしの奥底まで届いてて、そこからまた血が溢れ出してきた。
「きっとわたしとってあの過去は、意味のあるものなんだよ」ってジェジュンに言ったけど、ほんとにそうなのかわからなくなってくる。
どうしよう・・・
いつになったら、このトラウマから逃げ出せるんだろう。
昨日、あんなに幸せだったのに・・・・・
・
ピアスに触れて、ジェジュンのぬくもりを想い出す。
・
「ごめんね、ジェジュン・・・」
貰った上着、ワンピース、カバン、靴、すべてをクローゼットの奥底へしまう。
「いつかジェジュンの前で着れるようになりたいよ・・・」
なれるのかな・・・
目元が熱くなって来たから、上を向いて手を握り締めた。
ラッキーアイテム
革ベルト
今日の恋人
ユチョン
300人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆめら(プロフ) - mi-ikoさん» 超超超、遅レスで大変申し訳ございません><気づいていませんでした・・・感動していただいて嬉しいです^^ (2014年9月9日 16時) (レス) id: 403ea04b5e (このIDを非表示/違反報告)
mi-iko - すごくジェジュンの言葉に感動しました。1人で泣いてました。 (2013年11月4日 21時) (レス) id: 048b24b09d (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - U:さん>恥ずかしいけど、されたいって思います。ジュンスってかわいい発言が多いから、こんな風に言うかなって思ってーw (2011年12月24日 20時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
U:(プロフ) - 人目はばからないジェジュン、らしいですね~(^з^)-☆ ジュンスの小学生並の発言、萌えます~(笑)♪ 可愛いなぁ~(>_<)! (2011年12月24日 11時) (レス) id: 1b48a4d2e1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - うみさん>ドキドキありがとうございまーす!次章もドキドキしてもらえるよう、精進しまぁーす! (2011年12月22日 4時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆめら | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/lovemax-yumera/
作成日時:2011年10月30日 23時