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第221話 過去の告白3 ページ23

重たい口を開くのにどれくらいの時間を費やしたかわからない。

その間ずっとジェジュンは、わたしの背中をトントンしてくれた。

話さなきゃ・・・

やっとわたしは話だした。


「彼に・・・告白された日から三ヶ月くらい経ったとき、聞いちゃったの。彼が・・・教室でわたしのことを話してた・・・」

あんなに人にひどく自分のことを言われたことはなかった。


「彼とコンパに誘ってくれた女の子とコンパに来てた男のたち・・・5人くらいで・・・」


わたしは、大きく深呼吸する。

そして、心を落ち着かせてまた話す。


「わたしはゲームの対象だった・・・みんなでわたしが彼に落ちるかどうか賭けてたの・・・」


目を開けたままだと泣いてしまいそで、わたしはぎゅっと強く目蓋を閉じた。


「あんな・・・ブ・・・ス・・・ゲームでも付き合うのは・・・キツイって」


聞こえてくる話を聞きたくないのに、そこから立ち去ることが出来なかった。


「最後まで・・・ヤルっ・・・て無理だから・・・あの声・・・だぞ」


ハスキーなこの声を呪った。


「そしたら・・・一緒にいた女の子が・・・・・だって、むかつくもん。ブスのクセに・・・幼馴染ってだけで、陸くんたちにチヤホヤされてさ・・・ボロボロにして・・・捨ててよ・・・」


嫌われるほどのことしたわけじゃないのに。
なんで、一方的に憎まれないといけないの。


「陸たち・・・あの頃から有名だったから・・・兄弟でモデルしてた・・・いまは海だけだけど・・・その女の子は・・・海が好きだったみたい・・・」


「そこまで聞いて・・・わたし・・・何がなんだかわからなくなって・・・アパートに帰った。それから三日間ほど・・・寝るわけでも食べるわけでもなくボーっとして過ごした」


ただ時間が過ぎるのを待ってたような気がする。
わたしが聞いたことが、嘘であって欲しいと願いながら。


「様子がおかしいと気付いた陸たちがアパートに来てくれて・・・陸たち見たら泣きじゃくってた。でもね・・・その時・・・声が出なくなってた・・・病院に行って見てもらったけど異常なくって・・・ショックで声が出なくなってた・・・」


「陸たち、アパートに泊まってずっとわたしを見てくれた。たぶん、なんでこんなことになったか聞きたかったハズなのに、何も言わず一緒にいてくれた・・・」

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ゆめら(プロフ) - mi-ikoさん» 超超超、遅レスで大変申し訳ございません><気づいていませんでした・・・感動していただいて嬉しいです^^ (2014年9月9日 16時) (レス) id: 403ea04b5e (このIDを非表示/違反報告)
mi-iko - すごくジェジュンの言葉に感動しました。1人で泣いてました。 (2013年11月4日 21時) (レス) id: 048b24b09d (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - U:さん>恥ずかしいけど、されたいって思います。ジュンスってかわいい発言が多いから、こんな風に言うかなって思ってーw (2011年12月24日 20時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
U:(プロフ) - 人目はばからないジェジュン、らしいですね~(^з^)-☆ ジュンスの小学生並の発言、萌えます~(笑)♪ 可愛いなぁ~(>_<)! (2011年12月24日 11時) (レス) id: 1b48a4d2e1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - うみさん>ドキドキありがとうございまーす!次章もドキドキしてもらえるよう、精進しまぁーす! (2011年12月22日 4時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめら | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/lovemax-yumera/  
作成日時:2011年10月30日 23時

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