第220話 過去の告白2 ページ22
「はじめてコンパに参加して、居心地がすごく悪かったんだけど・・・彼が隣に座ってくれて優しくしてくれた。その帰りに、告白されて・・・すごく浮かれたよ。まさか、わたしを好きになってくれるなんて思わなかったから」
今でもあの時のこと、思い出すよ。
『遅いから送るね』って言われて、二人でわたしの家までゆっくり並んで歩いた。
陸たち以外にまともに男の子と話すなんてわたしにはなかったから、必死に、一生懸命かわいい女の子に見えるように振舞ってた。
今思えば滑稽だよね・・・
「わたしだけが、舞い上がって恋してた・・・彼はね、絶対人前でわたしを彼女って言うこともなかったし、連絡なんてほとんどわたしからしてた・・・なんでかな?っていつも思ってた。たまに連絡が返って来たと思ったら、すごく悲しい言葉だったり・・・もうね、いつからか毎日泣く事しか出来なくなってた・・・」
心が思い出して泣いている。
わたしはきっと歪んだ顔して、ジェジュンを見てる。
ジェジュンは、優しく背中を撫でてくれたけど、彼はすべてを話すまでじっとして聞いてるんだって思った。
「そんなときね、彼の誕生日だったの。珍しく彼から誘われて嬉しかった。だから・・・少しでもかわいく見せたくって・・・今まで着たことのないピンクのワンピースを買ったんだ。そしたら・・・」
その先は、ほんとに辛くて言えなくて、手と口唇が小刻みに震えるけど、ジェジュンは助けてはくれない。
言葉にしてわたしが越えなきゃいけないんだ。
「・・・全然似合ってねぇーし。かわいくない。ピンクってかわいい女しか似合わねーんだよ・・・・・って」
一字一句忘れてないよ。
「・・・だから・・・ごめんね・・・あの服着て、ジェジュンの会うのが怖かった・・・ほんと、ごめんなさい・・・」
ジェジュンの顔が見ていられないから、下を向いた。
こんなオンナが彼女なんてイヤだよね。
ごめん、ごめん、ほんとにごめん・・・
わたしは何度も心の中で繰り返す。
ギュッと握りしめた手の平は、爪がすごく食い込んでるのに痛みを感じない。
涙が零れそうだ。
JJ「そんな奴と俺は一緒?」
「・・・違う・・・だけど・・・ごめんなさい」
もう、わたしは謝ることしか出来ない。
JJ「最後まで聞くから、全部言って」
その人とどうなったかまで、聞くの?
もっともっと辛くて悲しくて惨めになるのに。
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ゆめら(プロフ) - mi-ikoさん» 超超超、遅レスで大変申し訳ございません><気づいていませんでした・・・感動していただいて嬉しいです^^ (2014年9月9日 16時) (レス) id: 403ea04b5e (このIDを非表示/違反報告)
mi-iko - すごくジェジュンの言葉に感動しました。1人で泣いてました。 (2013年11月4日 21時) (レス) id: 048b24b09d (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - U:さん>恥ずかしいけど、されたいって思います。ジュンスってかわいい発言が多いから、こんな風に言うかなって思ってーw (2011年12月24日 20時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
U:(プロフ) - 人目はばからないジェジュン、らしいですね~(^з^)-☆ ジュンスの小学生並の発言、萌えます~(笑)♪ 可愛いなぁ~(>_<)! (2011年12月24日 11時) (レス) id: 1b48a4d2e1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - うみさん>ドキドキありがとうございまーす!次章もドキドキしてもらえるよう、精進しまぁーす! (2011年12月22日 4時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめら | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/lovemax-yumera/
作成日時:2011年10月30日 23時