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第211話 かわいくない ページ13

ジェジュンが足を組んで深くソファに座った。

左に流した視線で、座れと言う。

すごく怒ってるってヒシヒシ感じて、わたしはジェジュンの顔を見ないように座った。


・・・・・気まずい

はぁ・・・なんでいつもいつもタイミングが悪いんだろう

別にわたし悪いことしてない気がするんだけど・・・


重い重い沈黙。

目線の先では、クリスマスパーティーを楽しむ人たちばかりなのに、こっちはまるでお通夜みたいで息苦しい。


テーブルに置かれたビールを一気に飲み干す。

飲まないとやってらんない。


「・・・ジェジュンは、いつも怒ってばっかり」

JJ「Aがちっともイイコじゃないからでしょ?なんで、ちゃんと言えない?」

わたしは下唇を噛んで、俯く。

わたしみたいのが、みんなの前でジェジュンを彼氏呼ばわりしてもいいのかなって思った。

堂々と言えるほど、わたしは自分に自信がない。

たとえ、どんなにジェジュンに愛されてるって感じても、この気持ちはずっと心のどこかにある。

これは、わたしの問題。


それに、みんなの前で、改めて言うほどでもないと思う。

知ってるくせに聞きたがるからダメなんだよ。


「言ってどうするの?」

JJ「Aって、俺のモノって自覚がまったくないんだ」


モノ?

モノってなに??


「わたしはジェジュンの持ち物じゃないよ」

JJ「はぁ〜。今日のAかわいくない」

はじめて、ジェジュンにかわいくないって言われた。

ただの言葉のやり取りだけど、わたしは悲しくて堪らない。

「・・・かわいいなんて思ってないから、別にいいよ」

JJ「いい加減、ちゃんとしてっ」

なにをどうすればいいの?

「・・・・・・・・・・」

JJ「そんなに俺のことをみんなに彼氏って言うのがイヤ?」

違う違う違う。

わたしは何度も頭を横に振る。

JJ「じゃあ、なに?」

答えないわたしにジェジュンがイライラしてきている。


「・・・みんないたから・・・なんか言いづらくて・・・」

JJ「ほら、わかってない。いつまでそういうこと言うの?」

どんどんジェジュンの口調が強くなっていく。

涙が出て来ないようにわたしは拳を強く握った。

「・・・・・ごめん」

ジェジュンが深く重いため息を吐いた。

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ゆめら(プロフ) - mi-ikoさん» 超超超、遅レスで大変申し訳ございません><気づいていませんでした・・・感動していただいて嬉しいです^^ (2014年9月9日 16時) (レス) id: 403ea04b5e (このIDを非表示/違反報告)
mi-iko - すごくジェジュンの言葉に感動しました。1人で泣いてました。 (2013年11月4日 21時) (レス) id: 048b24b09d (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - U:さん>恥ずかしいけど、されたいって思います。ジュンスってかわいい発言が多いから、こんな風に言うかなって思ってーw (2011年12月24日 20時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
U:(プロフ) - 人目はばからないジェジュン、らしいですね~(^з^)-☆ ジュンスの小学生並の発言、萌えます~(笑)♪ 可愛いなぁ~(>_<)! (2011年12月24日 11時) (レス) id: 1b48a4d2e1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - うみさん>ドキドキありがとうございまーす!次章もドキドキしてもらえるよう、精進しまぁーす! (2011年12月22日 4時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめら | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/lovemax-yumera/  
作成日時:2011年10月30日 23時

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