シンデレラストーリー〜Jejung〜5

第200話　クリスマスプレゼント ページ2

困ったな・・・。

あれ以来、ジェジュンはお泊りしたいとメールしてくる。

わたしが残業で遅くなりそうって断ると、かわいい声で電話をかけてくる。

《ねぇ、今日お泊りダメ？》

普通は嬉しいことなんだろうけど・・・ジェジュンだから・・・わたしだから・・・困る。

毎朝、ジェジュンンのキレイな顔をドアップで見るのは心臓に悪すぎるし、それに何よりジェジュンにわたしの寝姿や起きぬけの顔やぐちゃぐちゃの髪を見せたくないんだよ。

やっぱり好きな人にはそれなりの姿を見せたい。

・・・・・まっ、わたしの場合は元が元なだけに、これ以上にはならないんだけどさっ。

たぶん、いつまでも断り続けることは出来ないってわかってる。

どうしたら、いいのかな。


わたしはそんな事を考えながら、着替えをする。

今日は、ジェジュンへのクリスマスプレゼントを買いに行くんだ。

まだ何を買うか決めてないけど。

．


さすがにクリスマス目前だし、土曜日だし、お店が混雑している。

カップルが多いな・・・

わたしは気にせず、色んなフロアをまわってジェジュンに似合いそうなものを探すけど、お洒落な彼が満足してくれるものがわからない。

どうしよう・・・

いつもアクセサリーをたくさんしてるから・・・

キョロキョロと見回すと目に入ったネックレス。

シルバーのチェーンにブラックメタリックのクロス。クロスにはシルバーのリングが付いていた。

ジェジュンに似合うような気がする。


「すいません、手にとって見てもいいですか？」

店員さんに声をかけるとショーケースの中から出してくれる。

ジェジュンがこのネックレスを付ける姿を想像したら、コレしかないって思えた。

店員「このリングの裏に、文字が彫れますけど、いかがなさいますか」

「お願いします」

わたしはお会計を済ませて、文字を彫ってもらってる間にお店を見て回る。

フト目に入ったのは、シルバーのバンビのストラップ。
バンビと一緒に付いているシルバーの長方形、ここに文字が入るんだ。

バンビみたなクリクリしたおめめ。

・・・チャンミン


わたしは手に取った。

いつもわたしを元気をくれるチャンミンに。


「すいません、これに文字入れてもらえますか？」


チャンミンには、

《Dear Changmin》

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