第161話 試すよ ページ12
打ち上げは韓国料理のお店らしく、今日は貸切になっていた。
行きたくない気持ちでいっぱいだったけど、断ることも出来ず、わたしは隅っこの席に座る。
ため息ばっかりが出る。
撮影スタジオのジェジュンは、ずっと黒いオーラを纏っていて、不機嫌を通り越して怒ってた。
きれいな顔は冷たい氷のようで溶けることはなく、わたしの方は一切見ずに淡々と仕事をこなしてる風だった。
やっぱり、陸だよね？
チャンミンの時だって、ちょっとわたしに触っただけで怒ったもん。
なんて説明すればいいんだろう。
幼馴染みってだけでは、納得してもらえなさそうなんだけど。
どうしよう。
どんどん飲んでると、
YC「Aちゃん？」
隣にユチョンさんが座った。
「ユチョンさん・・・」
YC「お困りっすかー？」
「えぇ、とっても・・・」
YC「ヒョンのヤキモチ妬きはもうどうしようもないから、諦めて？」
「うぅ・・・」
YC「大丈夫っ！助っ人呼んでるから、もう少し待って」
「助っ人？？」
YC「来たらすぐわかるから」
そい言ってユチョンさんは立ち上がって、スタッフさんの方へ行ってしまった。
入れ替わりに陸が隣に座る。
陸「相変わらずよく飲むねぇ〜」
「陸さ、知ってたんでしょ？」
陸「知ってたよ。わざとだよ！」
「なんでっ！」
陸「Aが俺らに報告しなかったから」
「それは悪かったって思ってる」
陸「ジェジュンくんが彼氏でしょ？」
こくんとわたしは頷いた。
陸「怒ってるね、彼。俺のこと誤解してるねぇー」
「なんか、楽しんでない？」
陸「ジェジュンくんを試してるんだけどな〜。こんなんで、あんな風になるってAを任せられないかも。わかってるよね？俺らがどんなにAを大切にしてるか」
真剣な陸の目にわたしは何も言い返せなかった。
わたしを無条件で大切にしてくれる三兄弟。
いつだってどんな時だって、彼らはわたしの味方だった。
なんでこんなに大切にしてくれるかを聞いた時、
「Aだけが僕らを見分けられるから」
たったそんな理由でって思ったけど、両親さえ区別がつかない時があるから、幼い彼らにはとても嬉しいことだったらしい。
「わかってる。いつも感謝してる」
陸「俺たちの送ったピアス外させた男、見させてもらうよ？」
「・・・うん」
わたしは頷くしか出来なかった。
ラッキーアイテム
革ベルト
今日の恋人
ユチョン
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ゆめら(プロフ) - みーさん＞はじめまして＾＾読んでくださってありがとうございます！リクのユチョンさんのお話・・・お約束は出来ませんが、いまのお話のどれかが落ち着いたら妄想してみますw (2011年11月3日 10時) (
レス) id: 9440b911c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ひろさん＞いつも読んでくださってありがとうございます<(_ _)>これからも楽しんでもらえるようなお話が出来るように精進します！ (2011年10月31日 12時) (レス) id: 84580b1e11 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - Junoさん＞いつも読んでくださってありがとうございます<(_ _)>そのうち色んな話に手を出してしまいそうです・・・wというか、もう既にｗｗｗ (2011年10月31日 1時) (レス) id: 9440b911c2 (このIDを非表示/違反報告)
Juno(プロフ) - 更新をいつも楽しみにしてます。妄想は無限大でもｽﾄｰﾘｰは苦しみますよね。たまに違う話をいくつも一緒に更新されている方もいますよ。義務になったら楽しめませんよね。 ﾌｧｲﾃｨﾝ! (2011年10月31日 0時) (携帯から) (レス) id: d5b91689d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ゆのさん＞誕生日までもう少しお持ちくださいっ！その前にクリスマスがっ (2011年10月30日 23時) (レス) id: 9440b911c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/lovemax-yumera/
作成日時：2011年9月19日 23時
