第56話 そこにいた人 ページ7
タクシーを降りた。
運転手さんに教えてもらった通り、少し路地に入ったところにお店を見つける。
扉を押して店内に入ると薄暗いけど、洒落てて高そうなバーだった。
うぅ･･･
またわたしに場違いな飲み屋じゃない。
居酒屋みたなとこのが落ち着くんだけど。
すぐに店員さんがわたしに寄って来て「お待ち合わせですか？」と聞く。
「はい」
店員「ミユリさんの妹さんですよね？」
なっなぜわかった！
わたしがビックリしてると店員さんは一瞬口元だけで笑った。
店員「聞いております。奥の個室へどうぞ」
個室の前まで店員さんに案内してもらった。
扉を開けると同時にプンプン怒った口調で、
「おねえーちゃん！もうこういう呼び出しやめてよ！！！あのね…っ！！！」
言いかけて止まる。
そこにはおねえちゃんとジェジュンとユチョンさんがいた。
なんで･･･
なんでジェジュンが。
回れ右して帰ろうとすると、おねえちゃんに後ろから羽交い絞めにされた。
ミユリ「やっほ〜、A。一緒に飲むよ！」
「ちょっ！！！離してっ、わたし帰る」
バタバタ暴れたけど、おねえちゃんの力のが強くて全然動けない。
YC「一緒に飲もうよ、A」
無理無理無理っ！！！
わたしを帰らせてっ。
ミユリ「付き合い悪いー！そんな子はお仕置き〜」
おねえちゃんはわたしの脇辺りをこちょこちょとくすぐる。
「やっ･･･やめっー！今度の修羅場手伝わないよ？」
ピタっとおねえちゃんがくすぐるのをやめた。
ミユリ「Aはいつから反抗するようになったのぉーｼｸｼｸｼｸ･･･」
「泣き真似なんかしないでっ！」
ほんとにもぉー、あなたはいくつですかっ。
YC「あはは〜。それ、コントっすか？」
楽しそうに笑うユチョンさん。
これのどこが面白い？
わたしは全然面白くないですけどっ。
YC「Aちゃん、一緒に飲もっ？こっち来て」
ミユリ「はいはい、帰れないからね〜」
おねえちゃんに腕を引かれ、しょうがなく座った。
だけどその隣がジェジュンって･･･
気が重いよ。
チラっとジェジュンの顔を盗み見るけど、反対側を向いていて表情がわからない。
たぶん、この間のこと気にしてるよね。
でもわたし悪くないから。
自分の感情ばっかり押し付けて来て、勝手にわたしに触って。
どれだけわたしを困らせてると思ってる？
いまもさ、すごく居た堪れなくて･･･
ソワソワしててそれを必死で隠してるんだよ。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆめら(プロフ) - ゆなさん» 遅レスすいません＞＜ありがとうございます！ (2013年2月19日 11時) (
レス) id: e5d8f67a3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - おもしろいですね♪ (2013年1月26日 6時) (レス) id: f78ce5e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - yuiさん＞面白いって言っていただいて、嬉しいです！ありがとうございます<(_ _)> (2012年1月23日 21時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ハルナさん メロメロありがとうございますw (2011年9月8日 19時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ハルナ(プロフ) - もう メロメロです（笑） 誰かって？ そりゃもちろん二人にです！！ｗ (2011年9月5日 11時) (レス) id: 05f15613ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://maxyumera.blog.fc2.com/
作成日時：2011年8月7日 2時
