第54話 解かれた髪 ページ5
続いてジェジュンも完食。
これで帰ってもらえる、なんて思ってたのに片付けを手伝うって言い出す始末。
しょうがなく二人で片付けて、そしたら今度こそっ･･･
あれ？なんでソファで寛いでんの？！
食後のコーヒーでも飲めば帰ってくれる？
「何か飲みます？」
JJ「飲み物はいいから、こっち来て」
自分の隣に座れてと言わんがばかりにポンポンとソファを叩く。
隣なんて無理、座れない。
わたしはいちばん端っこに座った。
JJ「もっと近くに座ってよ」
「ここでも十分話は出来ます。って、ちょっとっ！」
自ら動いてわたしの横にピッタリとくっついて座る。
追い込まれた子ウサギ状態で移動することも出来ない。
しょうがないから身体を反らしてなるべくジェジュンに触れないようにしようとするけど、端っこに座ってしまったからまったく意味のない動きになってしまった。
「はっ離れてください」
JJ「やだ」
「ダメです。離れて･･･すごく恥ずかしいです」
俯くわたしの顔を下からジェジュンが覗き込んで来るから、慌てて目をギュッと閉じる。
さっきよりもドキドキが増すし、頬が熱くてたまらない。
逃げ出しちゃえっ、そう思ったけどカチコチ固まった身体が言うことを聞いてくれなくて。
狼狽えると、ジェジュンに肩を抱かれ引き寄せられた。
「っ！！！」
おだんごに結っていた髪のゴムを取られ、パラパラとわたしの髪が肩に落ちてくる。
「なっ何するんですかっ」
いきなりわたしの顔を両手で挟んだジェジュンは、強引に自分の方を向かせるから視線が重なり合ってしまった。
JJ「Aはなんでこんなにかわいいのかな」
真剣な顔で言われ、視線を反らした。
「離してっ」
JJ「動かないで。俺、全然余裕ない。誰かにAを取られちゃったらって思うと胸がすごく苦しくなるんだ。どうしたら俺の彼女になってくれる？」
ジェジュン切ない瞳にわたしの中で何かがまた揺れる。
その揺れが大きすぎて、すごく不安でたまらない。
早くジェジュンから離れなきゃ。
「･･･とりあえず離れて下さい」
JJ「Aに触れると落ち着くのに」
なに勝手なこと言ってんの？
こんなにわたしを掻き乱して、自分さえよければいいってわけ？
「もぉーいやー！！！」
自分でも驚くほどの悲鳴のような叫びを上げていた。
JJ「A･･･ごめん。帰るね。今日はありがとう」
キレイな瞳が苦しいほど切なげに揺れる。
そんな目でわたしを見るなんてズルイ。
わたしが悪いみたいじゃない。
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ゆめら(プロフ) - ゆなさん» 遅レスすいません＞＜ありがとうございます！ (2013年2月19日 11時) (
レス) id: e5d8f67a3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - おもしろいですね♪ (2013年1月26日 6時) (レス) id: f78ce5e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - yuiさん＞面白いって言っていただいて、嬉しいです！ありがとうございます<(_ _)> (2012年1月23日 21時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ハルナさん メロメロありがとうございますw (2011年9月8日 19時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ハルナ(プロフ) - もう メロメロです（笑） 誰かって？ そりゃもちろん二人にです！！ｗ (2011年9月5日 11時) (レス) id: 05f15613ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://maxyumera.blog.fc2.com/
作成日時：2011年8月7日 2時
