第89話 笑顔が好き ページ40
ドキドキも緊張も、コントロールしてるわけじゃないからどうしようもない。
だけどいつまでたってもそんなんじゃダメだってわかってる……
「努力する。緊張しないように、こういうのに慣れるようするからっ」
JJ「そんな踏ん張った顔しないの。大丈夫、自然にしててくれればいいから。俺さ、Aの笑顔が好きなの。ミユリに見せてもらった写メのA、屈託なく笑ってすごくかわいくて。その時さ、Aの笑顔を独り占めしたいって思ったんだよ」
そんな風に言われたことなんて生まれてこの方一度もないから、自分のことじゃなく誰か他の人の事じゃないかって思えてしまう。
「それってわたしのこと･･･だよね･･･？」
JJ「他に誰がいるの？」
「えっと、なんていうか･･･そんな事言われたことなくてっ」
どんな写メを見たか知らないけど、笑顔がかわいいとか好きとか、独占したいとか。
わたしの事なんだ･･･
「わぁっー」
自覚すると、一気に顔が熱くなってくる。
すごい勢いでドキドキと高鳴る鼓動に、自分がついていけない。
とてもじゃないけどジェジュンの顔を見てられなくて、両手で顔全体を覆って俯いた。
JJ「顔、隠さないで？恥ずかしいのわかるけど、Aの顔が見れないのすごく淋しい」
そっと覆った手を解かれ、今度はジェジュンの手がわたしの顔を包み込んだ。
おっきくて温かくて優しい手。
頬に感じるその感触に、またさらにドキドキしてしまう。
慣れるように努力するなんて言ったけど、絶対無理だ。
JJ「Aのほっぺ、すごく熱い」
包み込まれた顔がゆっくりとジェジュンの手によって上げられた。
「やっ、もぉっ」
これ以上熱く赤くならないと思ってたのに、火が着いたようにさらに熱を持っていく。
JJ「すごくかわいい。俺にいっぱいドキドキして緊張して。そのあとに俺が笑顔にしてあげるから」
「･･･かわいくなんかないから。かわいいとかって言わないで」
JJ「なに言ってんの？Aはぜーーーんぶ、かわいいよ」
吐息がかかるくらいの距離までジェジュンの顔を寄せられ、瞳を覗き込まれる。
ひぃ、ちょっと！
近いっ、近すぎだってっばっ！
ぎゅっと目を閉じると、軽いキスを瞼、鼻の頭、頬へと落とされた。
JJ「好きだよA」
パチリと目を開くと、ふんわりとジェジュンが笑っていた。
わたしの胸がキュンって大きく音を立てる。
ダメだ、ダメだ、ほんとにダメだ。
きゅんきゅんし過ぎて心臓が止まっちゃいそう。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆめら(プロフ) - ゆなさん» 遅レスすいません＞＜ありがとうございます！ (2013年2月19日 11時) (
レス) id: e5d8f67a3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - おもしろいですね♪ (2013年1月26日 6時) (レス) id: f78ce5e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - yuiさん＞面白いって言っていただいて、嬉しいです！ありがとうございます<(_ _)> (2012年1月23日 21時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ハルナさん メロメロありがとうございますw (2011年9月8日 19時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ハルナ(プロフ) - もう メロメロです（笑） 誰かって？ そりゃもちろん二人にです！！ｗ (2011年9月5日 11時) (レス) id: 05f15613ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://maxyumera.blog.fc2.com/
作成日時：2011年8月7日 2時
