第88話 笑って欲しいな ページ39
やっぱり嫌な予感は当たった。
「むっ･･･むりっ･･･」
ぶんぶんっと首を振って拒否。
JJ「なんで？言えるようにしてあげよっか？」
ニヤッと笑って、ジェジュンはわたしの右耳をカプっ噛んでから、舌で耳たぶをペロっと舐めた。
「ひぃっ！」
わたしの制止の声を無視して、反対側の耳の裏をそっと撫ではじめる。
背筋の方からぞわぞわってしてくる感触がなんだか怖くて、ジェジュンの手を掴んだ。
「やっ！！！…待って」
JJ「ん？ちゃんと言うならやめるけど。どうする？」
楽しそうに言うジェジュンにムカついてくる。
言いたくないけど…･･･
ほんとにこのまま続けられたら、たまったもんじゃない。
「言う…だからっもうやめて」
JJ「じゃ、言って」
ほらっとジェジュンの目がわたしを促す。
負けた感がヒシヒシと身に染みてきて、悔しくってきゅっと口唇を噛んだ。
「ジェジュンの･･･かっ…かのじょ･･･です･･･」
身体中が急激に熱くなっていく。
あー、もうダメ。
恥ずかしすぎてどうにかなりそう。
両手で顔を覆って、恥ずかしさと必死に戦った。
そんなわたしにジェジュンはさらに、
JJ「もっと、おっきな声で言って？」
「えっ？」
なんだと！
ふざけるなーーーっ！
あんな恥ずかしい言葉、そう何回も言えるわけないでしょ！！
こんなに頑張ってさっき言ったわたしに、そんな鬼のようなことよく言えるよね。
ジェジュンの胸を両手で押しのけて、
「ぜっーーーたぃ、言わないっ！」
JJ「全然自覚が足りてない」
ヤバイ気がするっ。
素早く立ち上がって逃げようとしたら、ジェジュンも立ち上がって後ろから羽交い絞めにされた。
JJ「なんで逃げるの？」
「身の危険を感じて」
JJ「すぐ逃げようとするっ！お仕置きっ」
ｲﾔｲﾔｲﾔｲﾔｲﾔｲﾔ
身を捩って脱出しようと試みたけど、ジェジュンの腕の力が強まる一方だった。
JJ「A〜〜」
ジェジュンがわたしのわき腹をコショコショし出す。
「ちょっ！･･･あ、あひゃあひゃ･･･こそばいゆい〜」
立っていられなくなって、わたしはソファの上に逃げた。
JJ「あははっ！A、すっごいおっかし〜の〜！」
「ジェジュンがくすぐるからっ！」
ドカッとわたしの横にジェジュンが座って、急に真面目な顔になって、
JJ「あんまり緊張しないで。さっきみたいに笑って欲しいな」
ジェジュンには全部わかってたんだ･･････
わたしが慣れなくてドキドキばっかして、緊張しすぎてるの。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 301人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆめら(プロフ) - ゆなさん» 遅レスすいません＞＜ありがとうございます！ (2013年2月19日 11時) (
レス) id: e5d8f67a3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - おもしろいですね♪ (2013年1月26日 6時) (レス) id: f78ce5e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - yuiさん＞面白いって言っていただいて、嬉しいです！ありがとうございます<(_ _)> (2012年1月23日 21時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ハルナさん メロメロありがとうございますw (2011年9月8日 19時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ハルナ(プロフ) - もう メロメロです（笑） 誰かって？ そりゃもちろん二人にです！！ｗ (2011年9月5日 11時) (レス) id: 05f15613ae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://maxyumera.blog.fc2.com/
作成日時：2011年8月7日 2時
