第87話 言葉で ページ38
シンクの前に立ったわたしどんどん近づいてくるジェジュン。
なんか変っ！
雰囲気がなんていうか、妖しいフェロモンを出してる。
わたしの本能が危険だと告げる。
でも最初っから突き当りにいるから、逃げることも出来なくて。
とりあえず、口が動いた。
「あの･･･大丈夫･･･毎日駅まで歩いたりしてるし。それに･･･」
JJ「それに？」
目の前に立ったジェジュンがわたしの腰を引き寄せた。
「牛乳、飲んでるっ！」
JJ「ぶっ！牛乳って･･･あははははははっ」
「なんで笑うんですかっ！」
JJ「だって身体が鈍ってるのに牛乳って変じゃない？」
まぁ･･･そうですけど…
咄嗟に『牛乳』って出てきたんだもん。
JJ「まぁいいや。鈍ってるAの身体は追々俺が解消してあげるからね。覚えといて？」
「どうやって？」
まったくわかんないから、首を傾げて聞くとジェジュンが苦笑した。
JJ「すっげぇ我慢してるのに･･･この人は･･･」
「えっ？」
JJ「もぉいいのっ。コーヒー出来たみたいだから早く飲ませて」
「ﾊｲ･･･」
全然意味がわからなくて腑に落ちないけど、言われた通りにコーヒーを用意して部屋に持って行った。
ソファに座って、ズーズーっと二人してコーヒーを飲む。
もちろん、くっついて座れるわけもなく。
JJ「もっとこっち来て？」
「それは･･･」
一緒の部屋にいるだけでも、まだまだ緊張するのにさらにくっつけとか。
今日はすでにわたしのキャパを遥かに超えてんですけどっ！
慣れなさすぎて、そのうち発熱しそう。
もよもよしてたら、すーっとジェジュンに抱き寄せられた。
腕の中にすっぽり入ってしまったわたしは、密着具合が恥ずかしくてジェジュンの心臓の鼓動を聴くだけが精一杯。
JJ「顔、上げて」
無理無理。
これ以上、今日のわたしに要求しないで。
ふるふると首を横に降った。
だけどそんなわたしの些細な抵抗なんてジェジュンの手によって、簡単に破られてしまう。
顎を掴まれクイッと顔を上に上げさせられると、自然とジェジュンのキラキラした瞳と出逢った。
JJ「Aはさ、俺の彼女になったんだよね」
「･･･ﾊ･･･ｲ･･」
JJ「まだまだ自覚が足りないみたいだから、言葉で言ってもらおうかな」
言わされるであろう言葉がどんな言葉かわからないけど、きっとわたしの羞恥心を焼き切ってしまうような、そんな言葉な気がして顔がすでに曳っつってくる。
JJ「Aはジェジュンの彼女です･･･さぁ、言って」
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ゆめら(プロフ) - ゆなさん» 遅レスすいません＞＜ありがとうございます！ (2013年2月19日 11時) (
レス) id: e5d8f67a3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - おもしろいですね♪ (2013年1月26日 6時) (レス) id: f78ce5e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - yuiさん＞面白いって言っていただいて、嬉しいです！ありがとうございます<(_ _)> (2012年1月23日 21時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ハルナさん メロメロありがとうございますw (2011年9月8日 19時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ハルナ(プロフ) - もう メロメロです（笑） 誰かって？ そりゃもちろん二人にです！！ｗ (2011年9月5日 11時) (レス) id: 05f15613ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://maxyumera.blog.fc2.com/
作成日時：2011年8月7日 2時
