第86話 鈍ってる ページ37
インターフォンが鳴った。
飛ぶようにして玄関まで行って、すぐにドア開ける。
JJ「A」
満面の笑みを浮かべ、わたしの名前を呼ぶと同時に抱き付いてきた。
「ぎゃぁーーーっ！なっなっ！」
いきなりのことで、びっくりして思わず悲鳴を上げちゃった。
JJ「ひどくない？俺、彼氏なのに〜」
むぅ〜っと口を突き出し、不機嫌な眼差しと声が上から降ってくる。
「ごっ、ごめんなさい･･･びっくりしちゃって･･･」
謝りながらも心臓はドキドキと高鳴って、早くこの腕から逃れないと頭の中身がパーンって散っていきそう。
「あの、あのっ！」
部屋の中にどうぞって言えば離れてくれると思って言いかけたら、
JJ「眼鏡しないって約束、忘れた？」
ヒョイっと眼鏡を外される。
「あっ･･･」
顔がヤバイことになってるのにっ！
サッと顔を逸らすと、ジェジュンの手によって戻される。
JJ「俺はAの顔が見たいんだけど？ちゃんと俺を見てて」
「えっ･･･と･･･」
ジェジュンの瞳に見つめられることが恥ずかしすぎて、首から上がすごく熱くて。
きっとすごく顔は真っ赤っかになってるんだって、鏡を見なくてもわかるくらい。
JJ「可愛すぎなんだけど。キス、していい？」
「なっ…！無理です！とりあえず、部屋にっ！！！」
するっとジェジュンの腕からすり抜け、バタバタと部屋へと入ると後ろからジェジュンのクスクス笑いが聞こえてきた。
からかわれてんだ、わたし。
恋愛に慣れてないから、上手な対処方法がわかんない。
ちょっとイラってしてしまうのは、自分になのかジェジュンになのか。
「コーヒー、飲みますか？」
JJ「飲もうかな」
部屋に入ってきたジェジュンは、ソファに座った。
それを見届けてから、キッチンに行ってコーヒーメーカーをセットする。
熱くなったり苛々立ったり、ちょっとクールダウンする必要があるよね。
大きく深呼吸を何度か繰り返しながら、上半身のストレッチをしてみる。
運動不足なのか、ボキボキ鳴る身体。
JJ「なにやってんの？」
気づかぬうちにジェジュンが目の前に立っていた。
「やっ、なんでっ！」
JJ「あっちから見えたから」
「うそぉー」
JJ「身体、鈍ってそうだね？」
「あはは…そうですね･･･」
ボキボキ鳴らしまくってましたから。
その音までバッチリ聞いたんですねっ…･･･
JJ「俺が解消してあげよっか？」
ニヤリと口角を上げて微笑むジェジュンが、壮絶に色っぽくてドキンと心臓が鳴った。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 301人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆめら(プロフ) - ゆなさん» 遅レスすいません＞＜ありがとうございます！ (2013年2月19日 11時) (
レス) id: e5d8f67a3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - おもしろいですね♪ (2013年1月26日 6時) (レス) id: f78ce5e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - yuiさん＞面白いって言っていただいて、嬉しいです！ありがとうございます<(_ _)> (2012年1月23日 21時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ハルナさん メロメロありがとうございますw (2011年9月8日 19時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ハルナ(プロフ) - もう メロメロです（笑） 誰かって？ そりゃもちろん二人にです！！ｗ (2011年9月5日 11時) (レス) id: 05f15613ae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://maxyumera.blog.fc2.com/
作成日時：2011年8月7日 2時
