第84話 CMの気持ち （CM Side） ページ35
僕は、バカですね。
ほんとにバカです・・・
こんなにもAを好きで欲しいのに、恋敵にAを渡してしまいました。
僕じゃない誰かを想う君でもいいんです。
僕の隣で笑っていてくれたら、それでいいんです。
チングのままでいたいから、あんなバカな電話までして。
今日は撮影で帰らないジェジュンヒョンが、予定よりも早く終わって帰宅。
僕はすごく焦ったし、せっかくAと二人きりの時間が終わってしまうことに苛立った。
玄関でヒョンがAの靴を見つけたとたん、キッチンに素早く行ってしまった。
そして、
僕は二人のやりとりをじっと見ていたんだ。
ジェジュンヒョンを見て真っ赤になったA。
恋してる瞳でジェジュンヒョンを見てた。
その瞳に見つめられるのは僕じゃないってこと、わかっていてもすごくショックで。
それでも僕はAの気持ちを確認したかったから、ジェジュンヒョンを好きかと問い詰めた。
なんで、好きなの知ってるの？って顔。
A、ほんとに分りやすすぎて。
二人は両想いじゃないですか。
僕の入る余地なんてないのか必死に考えましたよ。
考えても答えなんて出なかった。
だけど、少しでも僕を見てもらおうと思って、衝動的にAを抱きしめた。
ジェジュンヒョンに見られてもかまわないと思った。
だって、僕だってAのことが好きなんだから。
「Aは僕のお嫁さんになるって言ったんですよ」
ジェジュンヒョンは、すごい形相で僕を睨んだ。
わざと僕が煽ってるのわかってるくせに、そんなに怖い顔するですね。
今までのヒョンとは違うじゃないですか。
どうせ両想いなんだ。
これくらいの意地悪、させて欲しい。
だから、どんどん僕はヒョンを煽ったんだ。
僕はズルイ。
両想いの二人の中に割って入ってもいまは勝ち目なんてないってわかったから、このままチングという立場でいて、ジェジュンヒョンとダメになった時に僕がAを慰めて、そこから僕を見てもらえばいいなんて思ったんだ。
今までのヒョンの恋愛遍歴なら、きっと1年はもたないハズ。
だったらまだ僕はAを諦める必要もなくて、
じっと「その時」をAの側で待っていればいい。
ヒョン、一瞬でも隙を見せないで。
僕は本気でAが好きなんだから。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 301人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆめら(プロフ) - ゆなさん» 遅レスすいません＞＜ありがとうございます！ (2013年2月19日 11時) (
レス) id: e5d8f67a3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - おもしろいですね♪ (2013年1月26日 6時) (レス) id: f78ce5e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - yuiさん＞面白いって言っていただいて、嬉しいです！ありがとうございます<(_ _)> (2012年1月23日 21時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ハルナさん メロメロありがとうございますw (2011年9月8日 19時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ハルナ(プロフ) - もう メロメロです（笑） 誰かって？ そりゃもちろん二人にです！！ｗ (2011年9月5日 11時) (レス) id: 05f15613ae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://maxyumera.blog.fc2.com/
作成日時：2011年8月7日 2時
