第82話 もう連絡がっ！ ページ33
タプタプになってしまったお腹。
ただでさえ大きいのにさらに大きく･･･
ぷるんっとしたお腹を触ると、やっぱりジェジュンの彼女になったのは夢じゃないんだって思う。
だって夢だったら、もう少し自分のことマシに描くもん。
「彼女か･･･」
ぷるんぷるん、お腹を触りつつ現実と向き合う。
だけどやっぱりいまひとつ、ピンとこない。
こんなわたしに彼氏が出来るとか。
しかのその彼氏が東方神起のジェジュンだとか。
「ないないない。やっぱりわたしじゃない気がする。きっと間違えてんだ･･･」
あんなキラキラした王子様のみたいな人が、わたしなんかを選ぶはずない。
明日になったら、やっぱり勘違いだったとか言われちゃって･･･
そんなことになったら、今度はほんとに立ち直れないと思う。
封印した昔の古傷が、ズキズキと痛みだす。
これはきっと警告。
いつでも振られる覚悟、決めとけってことだね。
テーブルの上に置いた携帯が、ぷるぷると震えた。
おねえちゃんか。
ミユリ「おめっでとーーーーー！」
出た瞬間に大きな声を出されて、耳が痛い。
「は？なに？」
ミユリ「ジェジュンから連絡あったんだけどー。A、ジェジュンと付き合うんだってね」
「･･････え？」
ジェジュンと別れたにはついさっき。
そんな報告、別にしなくたっていいんじゃない？
ミユリ「せっかくユチョンと色々計画立ててたのに台無しになっちゃったじゃん」
「は？なんの計画？」
ミユリ「みんなでお祝いしなきゃね！」
「お祝いって！そんなのしなくてもいいから」
きっぱり言い切っとかないと、おねえちゃんならやりかねない。
断固拒否の姿勢を見せる。
ミユリ「別にいいじゃん。みんなで飲む口実なだけだから」
「みんな？！」
ミユリ「そ、みんなでね」
「ちょ、もうそういうのほんとやめて！！！」
叫ぶわたしを無視して、おねえちゃんは電話を切った。
やばいな、すごーくやばい！
お祝という名の飲み会、絶対にする気じゃんか。
わたしは断ったからね！
したかったら、おねえちゃんたちだけですればいいんだ。
「はぅ･･･なんか無理矢理参加させられてる未来が見えるんですけど…」
海よりも深く溜息をついていたら、握っていた携帯がまた震え出す。
誰かからなのか確認せずに通話ボタンを押した。
「おねーちゃん！！！絶対に行かないからねっ！！！」
CM「いつから僕はAのおねえちゃんになったんですか。お？」
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 301人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆめら(プロフ) - ゆなさん» 遅レスすいません＞＜ありがとうございます！ (2013年2月19日 11時) (
レス) id: e5d8f67a3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - おもしろいですね♪ (2013年1月26日 6時) (レス) id: f78ce5e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - yuiさん＞面白いって言っていただいて、嬉しいです！ありがとうございます<(_ _)> (2012年1月23日 21時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ハルナさん メロメロありがとうございますw (2011年9月8日 19時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ハルナ(プロフ) - もう メロメロです（笑） 誰かって？ そりゃもちろん二人にです！！ｗ (2011年9月5日 11時) (レス) id: 05f15613ae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://maxyumera.blog.fc2.com/
作成日時：2011年8月7日 2時
