第53話 メガネ ページ4
出来たビビンバと玉子スープをテーブルに並べた。
美味しそうな料理にわたしのお腹は「早く早く」とせかしてくる。
はいはい、もう食べれますよ。
JJ「食べて食べて」
「いただきます」
パクっと一口食べる。
口の中に広がる味に、わたしはニッコリ。
すごく美味しい。
よし、ガツガツ食べちゃおうかな。
パクパク食べてるとジェジュンがわたしを見て優しく笑っていた。
JJ「Aの食べてる姿ってかわいいね。そのメガネ取っていい？」
「メガネ？」
聞いたくせにわたしの承諾なしにジェジュンは、メガネを奪っていった。
「やだっ、なにするんですか！」
JJ「これって度入ってないよね？」
「･･･眼、悪くないから」
JJ「なんでかけてるの？」
「それは･･･内緒です」
自分の顔を少しでも隠したいなんて言いたくない。
ジェジュンたちがサングラスや帽子をかぶるのと一緒だけど、わたしとは意味が違う。
JJ「おしゃれ？」
「･･･そうです」
おしゃれなメガネじゃないけど、追求されたくないからウソをついた。
JJ「俺と会う時はメガネかけないで」
「それは･･･」
今日で二度と会うことはないけど、そんな約束したくなんかない。
JJ「かけてたら俺が外すよ？」
「でも･･･」
会わないからまたウソつけばいいのに、わたしは困った顔をするだけで何も言えない。
JJ「笑った顔、すごくかわいくて好き。だからメガネは邪魔」
さらにわたしが困るような事をサラっと言う。
どうしてそんなこと言うの･･･もうやめて。
言われるたびに悲しくなってくる。
わたしなんかよりもずっとずっとかわいい人がジェジュンの周りにはたくさんいるはずでしょ。
ズキズキ痛むこの胸の痛みが、自分の中の何かをまた揺らす。
JJ「だから俺の前ではかけちゃダメ。いい？」
「あのぉ･･･」
JJ「いい？」
強く言われ、渋々頷いた。
メガネかけようがかけまいが、今日で会うのも最後だからどうでもいいや。
さっさと食べてもらって帰ってもらおう。
食べるスピードをアップさせる。
JJ「A、口に詰め込みすぎじゃない？喉に詰まるよ。ゆっくり食べて」
心配げにジェジュンが声をかけてくれるけど、適当に頷いてそのまま完食。
ふぅ〜〜〜
さすがにお腹がきついわ。
ごくごくっと水を飲み干して「ごちそうさまでした」と手を合わせた。
JJ「そっか、そんなにお腹が空いてたのか」
違うわっ！！！
突っ込みたかったけどグッと我慢をした。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆめら(プロフ) - ゆなさん» 遅レスすいません＞＜ありがとうございます！ (2013年2月19日 11時) (
レス) id: e5d8f67a3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - おもしろいですね♪ (2013年1月26日 6時) (レス) id: f78ce5e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - yuiさん＞面白いって言っていただいて、嬉しいです！ありがとうございます<(_ _)> (2012年1月23日 21時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ハルナさん メロメロありがとうございますw (2011年9月8日 19時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ハルナ(プロフ) - もう メロメロです（笑） 誰かって？ そりゃもちろん二人にです！！ｗ (2011年9月5日 11時) (レス) id: 05f15613ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://maxyumera.blog.fc2.com/
作成日時：2011年8月7日 2時
