第79話 頷いて？ ページ30
JJ「似合うってなに？俺じゃAと付き合えないってこと？」
「そうじゃなくて！ジェジュンがじゃなくて、わたしがジェジュンに似合わない･･･」
JJ「はぁ？俺のことなんだと思ってんの？」
少し怒気が含んだ声が部屋に響いた。
キラキラ王子さまの横にいて似合うのは、かわいいお姫さまだけ。
そのお姫さまには逆立ちしたってわたしじゃなれない。
「ジェジュンにはジェジュンに似合う人が」
言いかけて口を瞑んだ。
わたしのすべてがダメだから、好きな人に好きって言えない自分が惨めで情けなくなってくる。
なんでわたしはわたしに生まれてきたんだろう･･････
苦しくて悲しい感情が溢れ出てしまわないようにぐっと奥歯を噛んで耐えた。
JJ「A、舐めてんの？いま自分がどんな顔してると思う？」
「えっ？」
JJ「Aは素直じゃないね。ほんとは俺のこと好きでしょ？」
ドキっとする言葉に、思わず目が見開いた。
想いを悟られるような表情なんてしてないハズ。
だけどジェジュンにこれ以上顔を見られるは耐えられないから、身体ごと横を向いた。
JJ「素直になるのが恥ずかしい？それとも怖い？」
「･･･もう･･･なにも･･･言わないでっ」
ジェジュンの言葉にいちいちビクッとする自分がイヤ。
わたしのココロを言い当てるから、ジェジュンにココロを丸裸にされて、最後は好きだという気持ちを出してしまいそうで怖くなってきた。
JJ「俺を見て？」
横を向いた顔をジェジュンの手によって、ジェジュンの方へ向かされる。
JJ「頷くだけでいい。違うなら首を振って？」
そっとわたしの眼鏡を取ってテーブルに置いた。
JJ「俺の前では、かけないって約束したよね」
････････････うん。
JJ「Aは、俺のこと好き？」
至近距離で顔をじっと見つめられてそんなこと言われたら、心がざわざわと騒ぎ出してくる。
ダメだよ、ダメっ！
目をぎゅっと強く瞑る。
JJ「俺を見てって言ったよね？俺のこと好き？」
パッと目を開くと、切なく熱い眼差しのジェジュンの瞳と逢う。
逸らしたいのに、強すぎる瞳がそれを許さない。
心臓が痛くてたまんない。
そんな目でわたしを見ないで。
好きって･･･
ジェジュンが好きって言ってしまいそうになる。
JJ「Aは俺が好きでしょ？俺と同じ好きだよね」
頷いてしまいそうになるのをぎゅっと拳を握りしめ堪える。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆめら(プロフ) - ゆなさん» 遅レスすいません＞＜ありがとうございます！ (2013年2月19日 11時) (
レス) id: e5d8f67a3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - おもしろいですね♪ (2013年1月26日 6時) (レス) id: f78ce5e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - yuiさん＞面白いって言っていただいて、嬉しいです！ありがとうございます<(_ _)> (2012年1月23日 21時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ハルナさん メロメロありがとうございますw (2011年9月8日 19時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ハルナ(プロフ) - もう メロメロです（笑） 誰かって？ そりゃもちろん二人にです！！ｗ (2011年9月5日 11時) (レス) id: 05f15613ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://maxyumera.blog.fc2.com/
作成日時：2011年8月7日 2時
