第75話 腕の中 ページ26
リビングの前を通ると、チャンミンがソファに座り雑誌を読んでいた。
ちゃんと挨拶して帰らなきゃねって思ったけど、さっきのことがあって声がかけずらい……
どうしようかなって迷っていると、チャンミンが気付いてわたしの目の前まで近づいてきた。
CM「帰るんですか？」
「用事があったの思い出して。ご飯の準備は出来たし、あとはジェジュンに任せたから」
CM「ふ〜ん。さっきは暇だって言ったくせに」
疑わしく思ってるのがありありとわかるように言われ、チャンミンから視線を外す。
「暇じゃなくなったんだもん…もう帰る。お邪魔しました」
一刻でもここから早く立ち去りたい。
ペコっと頭を下げ踵を返し玄関に向おうとしたら、チャンミンに手を掴まれた。
CM「送ります」
イヤっ！
わたしの手に残るジェジュンの感触が消されてしまう気がして反射的に手を引き、チャンミンの手を拒否してしまった。
瞬時にムッとするチャンミン。
二人の間に気まずい雰囲気が流れ出した。
こんなふうに帰るのはお互いに気分も良くないし、さっきのはわたしが悪い。
チャンミンはただ気を使って送ってくれようとしただけなんだから。
「ごめん…突然で…ちょっとビックリして」
CM「そうですか。僕の方こそ驚かせてすいませんでした。さっき…ヒョンの部屋行ってましたね。何かあったんですか？」
「何って…何があるの？」
問われたことに変に動揺して、目がキョロキョロ宙を彷徨う。
いやだな、こんなんじゃ『ありました』って言ってるのと同じじゃんか。
CM「好きなんでしょ、ヒョンのこと？」
なんでそう何回も同じこと聞くの？
好き･･･だけどこの好きはダメなの･･･
胸がズキズキ痛む。
「そんなことな･･･あっ、」
いきなりチャンミンはわたし抱き寄せた。
CM「少し、このままで」
静かな言葉で有無を言わせない雰囲気を醸し出され、拒否しがたい。
それにチャンミンの腕の中は幼馴染の弟くんにHUGされてるみたいで、なんだかほわんと安らぐような感じがする。
あったかいな、チャンミン。
しばらく会ってない弟くんたちに会いたくなってくるじゃない。
「チャンミン？そろそろいい？」
胸の中でもぞもぞっと動いたら、後ろの方から、
JJ「何やってんだよ！」
とかなり怒りを含んだジェジュン声が。
CM「邪魔するんですか？」
JJ「こんなとこでラブシーンしてほしくないだけ」
ら、らぶしーん？！
チャンミンから離れようとしたら、チャンミンの腕に力が入り余計抱き込まれてしまった。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆめら(プロフ) - ゆなさん» 遅レスすいません＞＜ありがとうございます！ (2013年2月19日 11時) (
レス) id: e5d8f67a3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - おもしろいですね♪ (2013年1月26日 6時) (レス) id: f78ce5e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - yuiさん＞面白いって言っていただいて、嬉しいです！ありがとうございます<(_ _)> (2012年1月23日 21時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ハルナさん メロメロありがとうございますw (2011年9月8日 19時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ハルナ(プロフ) - もう メロメロです（笑） 誰かって？ そりゃもちろん二人にです！！ｗ (2011年9月5日 11時) (レス) id: 05f15613ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://maxyumera.blog.fc2.com/
作成日時：2011年8月7日 2時
