第73話 問い詰められて ページ24
どんどん出来ていく餃子たち。
もう少しで餡がなくなるってとこで、険しい顔したチャンミンがキッチンにやって来た。
「どうしたの？」
CM「嬉しかったですか？」
いつものチャンミンの声よりも低いトーン。
「ん？何が？」
CM「ジェジュンヒョンのこと、好きですか？」
「っ！！！…チャンミン、何を言ってるの？」
なんでそんな事を聞くのかわからず、大きく目を見開いてチャンミンを見つめた。
CM「答えろっ！」
思いのほか大きな声で言われ、持ってた包みかけの餃子が床にポトっと落ちる。
慌てて拾おうとすると腕を掴まれ、グッとチャンミンはわたしを引き寄せた。
CM「もう1回聞きます。ジェジュンヒョンのこと、好きですか？」
チャンミンの本気の瞳。
なんでそんな事を聞くのかもわからないし、わたしの気持ちをチャンミンに言った覚えもない。
それにこの恋心は誰にも言うつもりないから、ハッキリと首を横に振った。
CM「やっぱりそうなんですね。よくわかりました」
「それどういう意味？」
CM「ヒョンが好きなくせに、好きじゃないフリするのやめてください」
「好きなんて言ってない！」
チャンミンの手を思いっきり振り払い、強く言い切った。
CM「言わなくてもわかります。Aの顔に大きく書いてありますからねっ！」
怖い顔して怒りながらチャンミンはそう言って、キレイなターンで踵を返してキッチンから出て行った。
その後ろ姿を茫然と見送るわたし。
「なんで…チャンミン…どうして」
チャンミンに悟れるような言動も行動もした覚えがないのに、どこで一体そんな顔を出してしまったのだろうか。
頭の中がぐちゃぐちゃと混乱して、すごく動揺している。
それでもあと残りの餃子を包むべく皮を手に取ったけど、うまく包めなくて何枚か破ってしまった。
これ以上ここにいたら、きっとわたしのわからないとこで顔に出して、チャンミンだけじゃなくジェジュンにまで知られてしまう…帰らなきゃ。
やっとことですべての餃子を包んだところで、ひょこっとキッチンに顔を出した。
「っ！！！」
必要以上に驚いて後ずさってしまう。
JJ「どうしたの？」
「なっなんでも…ないです！」
JJ「そう？ご飯の用意できた？」
「はい…あの…帰」
言いかてるわたしを遮って、
JJ「ちょっとお願いしていい？」
またあのキラキラ笑顔で言うもんだから、思わずコクンと頷いてしまった。
わたしはなんてアホなんだ。
後悔しても頷いてしまったんだから、今更「ダメ」とも言えなくて…
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆめら(プロフ) - ゆなさん» 遅レスすいません＞＜ありがとうございます！ (2013年2月19日 11時) (
レス) id: e5d8f67a3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - おもしろいですね♪ (2013年1月26日 6時) (レス) id: f78ce5e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - yuiさん＞面白いって言っていただいて、嬉しいです！ありがとうございます<(_ _)> (2012年1月23日 21時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ハルナさん メロメロありがとうございますw (2011年9月8日 19時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ハルナ(プロフ) - もう メロメロです（笑） 誰かって？ そりゃもちろん二人にです！！ｗ (2011年9月5日 11時) (レス) id: 05f15613ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://maxyumera.blog.fc2.com/
作成日時：2011年8月7日 2時
