第72話 キッチンで再会 ページ23
JJ「なにやってんの？」
頭上で声がするけど、わたしは頭を上げることが出来なくてぎゅっと目を瞑ってしゃがんだまま。
そこにジェジュンがいることに心臓がバクバクして、声も出せない。
JJ「A？」
わたしのすぐ横で声が聞こえて、ジェジュンが真横に来てしゃがんだのがわかった。
そのままの体勢で、「おかえりなさい」と小さな声で言うのが精一杯。
JJ「ただいま。で、なにしてんの？」
「…ご飯…作ってって言われたから…」
JJ「チャンミンに？」
「……は…ぃ…」
JJ「そっか。手伝おうか？」
「…大丈夫です」
JJ「A、顔見せて？」
優しい声でわたしの名前を呼ぶジェジュン。
この間のことが頭を過って、顔なんて上げられない。
ひどく傷つけて、あんなに悲しい顔させてしまったわたしはどんな顔してジェジュンと顔を合わせればいいの？
JJ「久しぶりなのに、顔も見せてくれないの？」
「だって…」
JJ「いいから顔上げて？出来ないなら無理でも上げさすけどいいの？」
その言葉に覚悟を決めてゆっくりと顔を上げると、すぐ近くにジェジュンのきれいな顔。
あまりの近さに悲鳴を上げそうになるのを寸前で止めた。
久しぶりに見るジェジュンの顔。
相変わらずかっこよくてきれいで、でもなんだか頬の当たりが前よりシャープになってる気がした。
JJ「やっと顔が見れた。あれ？A、顔あっかいよ〜」
こんな近くにジェジュンの顔があるから、反射的に顔が火照っちゃうんだよ。
顔を赤らめれる立場じゃないのにね。
ジェジュンの顔から視線を逸らして、きゅっと顔を引き締めた。
「…ジェジュン…痩せたんじゃないかな…？」
JJ「そうかな？最近みんなによく言われるけど、自分じゃわっかんないや」
「ご飯、食べてますか？」
JJ「お酒の方が多かったかも。今日はAが作ったご飯、食べてもいい？」
きらきら笑顔でニコっと笑う。
この人のこの笑顔、すごく好き。
だけど今のわたしには心が痛くて見ていられない。
痛む心を吹っ切るように勢い良く立ち上がった。
「わたしの料理でよければ、食べて下さい。続き作ります」
JJ「あっは。ありがとう。俺シャワーしてくるから後でね」
そう言ってジェジュンはキッチンから出て行った。
五月蠅いほどにわたしの心臓がドキドキしてる。
ちゃんと普通に話して、間違っても顔に「ジェジュンが好き」なんて出てなかったよね？
何度も回想して、「大丈夫」って事を確信したら心臓の早さが普通に戻った。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆめら(プロフ) - ゆなさん» 遅レスすいません＞＜ありがとうございます！ (2013年2月19日 11時) (
レス) id: e5d8f67a3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - おもしろいですね♪ (2013年1月26日 6時) (レス) id: f78ce5e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - yuiさん＞面白いって言っていただいて、嬉しいです！ありがとうございます<(_ _)> (2012年1月23日 21時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ハルナさん メロメロありがとうございますw (2011年9月8日 19時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ハルナ(プロフ) - もう メロメロです（笑） 誰かって？ そりゃもちろん二人にです！！ｗ (2011年9月5日 11時) (レス) id: 05f15613ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://maxyumera.blog.fc2.com/
作成日時：2011年8月7日 2時
