第71話 思わぬ人の帰宅 ページ22
笑い終えたチャンミンの一言目が「笑いすぎてお腹が空いた」。
はぁ〜〜〜！？
笑っただけでお腹が空くほどカロリー消費するなんて、羨ましすぎるんですけどっ。
「夕食まで我慢してよ。今から準備するから」
CM「何か手伝うことありますか？」
「大丈夫だよ。あとで摘み食いしにおいで」
CM「おぉ！大事なお手伝いですね」
「でしょ？それまで自分のことしてていいから」
チャンミンをリビングに残して、わたしはキッチンへ。
まずはお米を研いで、炊飯器にセット。
冷蔵庫を開けて、食材を物色。
この間と違って今日は食材が豊富で何を作ろうかってワクワク、楽しくなってくる。
餃子、麻婆豆腐、から揚げ、たまごスープ。
あとは簡単なサラダってとこか。
五人前の食材をキッチンテーブルに並べると圧巻で、こりゃがんばらないとって気になって、メラメラと闘志みたいなもんが沸いてくる。
さて食材さん、美味しく調理されて下さいね。
そこからは宿舎だということも忘れ、ひたすら作ることに没頭し出した。
「よしよし、順調だね〜♪」
なんて独り言が出たときには、あとは餃子を包むだけになっていた。
ふと時計を見ると、思い出す(人)のこと。
まだ帰宅予定時間じゃないのはわかってるのに、そわそわしてくる。
ほんとは…会いたい…
だけど会ってしまったら、もっと惹かれていく。
「親友」って線を引いたのはわたし。
気づいてしまった気持ちをジェジュンにいまさら言ったり出来ないし、したくない。
このまま「親友」って立場でいられるだけでいいんだ。
わたしなんかを「好き」って言ってくれただけで、それだけで十分幸せ。
いつかほんとにジェジュンはジェジュンに似合う女の子に出会って、そしてわたしを「好き」だと言ったことを忘れる日が来る。
それでいいんだって思うのに、心がきゅーって痛くなって今にも泣き出しそうになってしまう。
泣かないで、わたしの心。
しょうがないじゃない、ジェジュンと釣り合わう女の子じゃないんだから。
「あ〜あ…」
ジェジュンに似合うかわいい女の子に生まれたかったな…
軽く苦笑いしてると、玄関の方から声が聞こえてきた。
えっ、ジェジュン…！？
どんどん声が近くなってきて、どうしようもなく焦るわたしは隠れる場所を探そうと右往左往するけど、隠れれそうなとこなんかなくて、しょうがなくそのまましゃがみ込んだ。
声が聞こえてくるだけで、きゅんと胸が熱くなる。
どうしようもないな、わたしは…
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆめら(プロフ) - ゆなさん» 遅レスすいません＞＜ありがとうございます！ (2013年2月19日 11時) (
レス) id: e5d8f67a3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - おもしろいですね♪ (2013年1月26日 6時) (レス) id: f78ce5e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - yuiさん＞面白いって言っていただいて、嬉しいです！ありがとうございます<(_ _)> (2012年1月23日 21時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ハルナさん メロメロありがとうございますw (2011年9月8日 19時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ハルナ(プロフ) - もう メロメロです（笑） 誰かって？ そりゃもちろん二人にです！！ｗ (2011年9月5日 11時) (レス) id: 05f15613ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://maxyumera.blog.fc2.com/
作成日時：2011年8月7日 2時
