第65話 バッタリと ページ16
自分に何かがあったとしても、月日は流れて行く。
あれから2週間―――――。
元々ぼんやりしてるのに、さらにぼんやりとする時間が増えた。
どんどんとジェジュンのことが薄れていって、心も身体も落ち着いたように思う。
これで、いい。
現実に恋だの愛だの夢見ることは･･･わたしには･･･もう･･･辛くて悲しすぎる。
傷ついて泣くぐらいなら妄想の中で生きていく方がいいんだ。
もっと時間が過ぎてしまえば、何もなかったように忘れられる。
そして、わたしの夢への糧に。
――――――何もないわたしだけど、叶えたい現実の『夢』がある。
久々に落ち着いた気分。
予定はいつも通りまったく真っ白。
うんうん、これがわたしだよね。
パソコンの前に座り、久々に保存していたファイルを開いた。
そのファイルに広がる文字の羅列は、わたしの『夢』。
誰にも話した事はないけど、幼い頃から小説家になりたくてずっと書き溜めてる。
いま書いてるのは恋愛小説。
しばらくぶりに続きを書くから、少し前から読み返してみる。
そういえば･･･
ここから盛り場でキスシーンを入れようと思ってたんだった。
いつも通り主人公になりきって、情景を浮かべながら言葉を探してキーを打つけど途中で止まってしまう。
「なんで、なんでっ！！！」
薄れていってると思っていたジェジュンとのキスが脳裏に鮮明に浮かんで、胸が切なさでいっぱいになっていく。
･･････わたし、自分が思ってたよりも忘れてない。
全然ダメだよ、こんなんじゃ。
まだまだ時間が必要。
「ん、もぉーーー！！！」
荒々しくパソコンの電源を落として、気分転換にコンビニ行くことにした。
外に出ると太陽が眩しくて、10月だというのに日差しが強すぎる。
何も考えずフラフラ歩いて来たのは、以前チャンミンと遭遇してしまったコンビニ。
まさか、二度目はないよね。
入ってすぐにおつまみが置いてあるコーナーへ。
さきいかとチーズを手に取って、レジでタバコの銘柄を言いお金を払う。
随分前に止めたのに、吸いたくなっちゃった。
イライラが度を越すと苦いタバコの味が欲しくなるんだよね。
久々にお酒飲んで、吸いまくってやるっ！
コンビニを出てしばらく歩いていると、なんだか背中に強烈な視線を感じる。
振り向いて見ると、帽子にメガネのチャンミンがわたしの真後ろにいた。
「あっ」
CM「気づくのが遅いです。コンビニからずっとAを見てたんですけどね」
第66話 連絡先を交換→←第64話 チャンミンの想い（CM Side）
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革ベルト
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ゆめら(プロフ) - ゆなさん» 遅レスすいません＞＜ありがとうございます！ (2013年2月19日 11時) (
レス) id: e5d8f67a3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - おもしろいですね♪ (2013年1月26日 6時) (レス) id: f78ce5e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - yuiさん＞面白いって言っていただいて、嬉しいです！ありがとうございます<(_ _)> (2012年1月23日 21時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ハルナさん メロメロありがとうございますw (2011年9月8日 19時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ハルナ(プロフ) - もう メロメロです（笑） 誰かって？ そりゃもちろん二人にです！！ｗ (2011年9月5日 11時) (レス) id: 05f15613ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://maxyumera.blog.fc2.com/
作成日時：2011年8月7日 2時
