第63話 また傷に塩？（JJ Side） ページ14
なかなか人に心を許さないチャンミンが、Aに最初から笑顔を見せ話していた。
しかも宿舎にも連れて来るし、だからなんとなくAに好意を持ってるんじゃないかって･･･
やっぱりそうだったんだ。
すでにAはチャンミンと仲良くなってる。
俺の前だとあんなリラックスして笑わないし。
もしかしてA、チャンミンに惹かれてる？
･･････ダメだよ、A。
小指に繋がる赤い糸の相手は俺だよ。
お願い、気付いて･･･
どうにもならない思いをお酒でごまかそうと浴びるようにまた飲んでごまかそうとするけど、やっぱり無理で。
延々と回るメビウスの輪の中で、終わりなき迷路にはまって彷徨ってる気分になってくる。
はぁ〜〜〜〜、もうダメだ。
ソファにグッタリ凭れかかって目を閉じると、玄関から音がした。
この足音はユチョン。
ユチョンと顔を合わせづらい。
Aを追いかけて行ったあとのこと、聞くだろ。
YC「ヒョ〜ンっ。もう帰って来てたんだー。てっきり今日はお泊りかと思ったっすけど〜」
ほら、やっぱり。
しかもそんなイヤらしい目で言うってどうなの？
JJ「帰ってたら悪い？」
YC「機嫌悪いっすね。かなり飲んでるみたいだし」
さっきまでニヤニヤしてたユチョンの顔が、一瞬で真顔になった。
なんとなく悟ってくれたかも？って思ったけど、俺は敢えて言葉にする。
JJ「俺、ふられたから」
YC「Aちゃんに？」
JJ「他に誰がいるのっ」
YC「うそ･･･マジで？うまくいくって思ったんすけどね」
JJ「はぁ〜〜〜、どうしようかユチョン」
YC「どうしようって言われても〜。Aちゃんもまんざらじゃないって感じだったのに？」
半ば半信半疑なのか、ユチョンは首を傾げていた。
JJ「ごめんって言われた」
YC「ヒョンと付き合えなくてごめんって？」
JJ「それ以外に何がある？でもさ、親友にならなれるってさ」
ユチョンはうーんと唸って腕を組み、「もっと詳しく聞かせて」と言ってきた。
JJ「俺の傷に塩塗る気？」
YC「違うってば。なんだかしっくりこないから。それにヒョン、そんなに簡単に諦められないっすよね？」
JJ「はっ、諦める？たった一回振られただけで諦めないし」
YC「そうっすよね。俺応援するから、最初から最後まで教えて」
あんまり言いたくないけど味方は多い方がいい。
痛い心を慰めつつチャンミンのことを除いて、ユチョンにすべてを話した。
第64話 チャンミンの想い（CM Side）→←第62話 宣戦布告される（JJ Side）
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ゆめら(プロフ) - ゆなさん» 遅レスすいません＞＜ありがとうございます！ (2013年2月19日 11時) (
レス) id: e5d8f67a3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - おもしろいですね♪ (2013年1月26日 6時) (レス) id: f78ce5e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - yuiさん＞面白いって言っていただいて、嬉しいです！ありがとうございます<(_ _)> (2012年1月23日 21時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ハルナさん メロメロありがとうございますw (2011年9月8日 19時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ハルナ(プロフ) - もう メロメロです（笑） 誰かって？ そりゃもちろん二人にです！！ｗ (2011年9月5日 11時) (レス) id: 05f15613ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://maxyumera.blog.fc2.com/
作成日時：2011年8月7日 2時
