第62話 宣戦布告される（JJ Side） ページ13
宿舎への帰り道、辛い心を慰める術もなくただぼんやり歩く。
Aにふられた。
心が痛すぎて、壊れてしまいそう。
俺の運命の人をやっと見つけたのに、Aは気付いてくれなかった。
なんで？
俺と出会ったときに何も感じなかったの？
ミユリの話と写メだけで、俺はAに会ったこともないのにすごく惹き付けられて「運命」だと感じたんだよ。
なのにどんどんチャンミンに懐いていっちゃうから、すごく焦った。
早く俺のにしなきゃって思う気持ちとAはすごく鈍感だからって聞いてたから、強引にすごくアプローチしたのに。
それが逆にAにとってはダメだったんのかな。
潔く諦めるなんて出来ないから「親友」でいてって言ったけど、そんな気持ちまったくないから。
そうでも言わないとAはもう俺に会ってくれないでしょ？
「親友」から「恋人」に。
お願いA、
今すぐじゃなくても俺を好きになって･･･
こんなにも愛しいと思う存在はAだけだから。
．
．
宿舎に帰るとみんな寝てるのかすごく静かだった。
リビングのソファで焼酎を飲む。
どんどん飲んでいくけど、酔えないしちっとも美味しくない。
だけど飲むしか、心を紛らわせられなくて。
CM「ヒョン？」
遠慮がちにチャンミンが声をかけてきた。
CM「そんなに飲んで大丈夫ですか」
チャンミンの目は、空き缶の数を数えていた。
JJ「大丈夫じゃないかも。あっは」
CM「何かあったんです？」
JJ「聞いてどうすんの？」
CM「いえ、特に。仕事に支障がなければ問題ないです」
踵を返して部屋に向おうとするチャンミンの背中に向けて、「俺、Aに振られた〜」と明るい声でおどけたように言ってみる。
すぐにチャンミンはクルっと振り向いて、
CM「へー。ヒョンでもふられることあるんですね」
JJ「なに、チャンミン嬉しそーじゃない？」
CM「僕にもチャンスがあるってことです」
ニヤっとチャンミンは笑った。
その笑いがカンに触って、俺はムッとしチャンミンを睨みつける。
JJ「Aを口説くってこと？」
CM「いけませんか？」
JJ「やめろっ」
俺が止める権利なんかないけど･･･
Aがチャンミンの彼女に･･････
そんなこと思うだけで胸を掻き毟りたくなるほど苦しくなっていく。
CM「次は僕の番ですよね。ヒョンとAがうまくいったら諦めてあげようと思ってたのに。ヒョンが悪いんです。ヒョンが僕を本気にさせたんだ」
そう言ってチャンミンは、今度こそ自分の部屋に戻って行った。
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ゆめら(プロフ) - ゆなさん» 遅レスすいません＞＜ありがとうございます！ (2013年2月19日 11時) (
レス) id: e5d8f67a3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - おもしろいですね♪ (2013年1月26日 6時) (レス) id: f78ce5e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - yuiさん＞面白いって言っていただいて、嬉しいです！ありがとうございます<(_ _)> (2012年1月23日 21時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ハルナさん メロメロありがとうございますw (2011年9月8日 19時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ハルナ(プロフ) - もう メロメロです（笑） 誰かって？ そりゃもちろん二人にです！！ｗ (2011年9月5日 11時) (レス) id: 05f15613ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://maxyumera.blog.fc2.com/
作成日時：2011年8月7日 2時
